周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

備忘録の寄せ集め

人文・社会学系論文一覧 Part1

*単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 出版年月 著者 論題 書名・雑誌名 出版社 媒体 頁数 内容 注目点 1987 佐伯啓思 時間の身振り学 筑摩書房 著作 おそらく、物を書くことの本来の意味は、人々…

興福寺

*単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 「大乗院寺社雑事記」(『角川新版日本史辞典』より) 興福寺大乗院門跡の尋尊・政覚・経尋3代の日記。約190冊。1450─1527(宝徳2─大永7)にわ…

経覚

酒井紀美『経覚』(吉川弘文館、2020年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 目次 はしがき 第一 父の遺誡と九条家での幼い日々 一 経覚の誕生と九条家の相続関係 二 九条家での幼い日々 三…

中世の身体

ジャック・ル=ゴフ『中世の身体』(藤原書店、2006年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 序 身体史の先駆者たち ミッシェル・フーコー ─「生の権力」の下での身体 P33 フランクフルト…

栄誉の質入

中田薫「栄誉の質入」 (『法制史論集』第三巻上、岩波書店、1994年、初出1925年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 一 P295 徳川時代になった書物のなかで、借金を返済せぬ場合に…

藤原良章著書

藤原良章『中世的思惟とその社会』(吉川弘文館、1997) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 序章 中世の樹の上で P8 朝鮮半島においても、樹上とは単に葬場であったわけではなく、「四百年…

大乗院寺社雑事記研究

大乗院寺社雑事記研究会編『大乗院寺社雑事記研究』(和泉書院、2016年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 小林善帆「『経覚私要鈔』に見る淋汗とたて花」 P122 林間(淋汗)を焚く(…

稲葉著書

稲葉伸道『中世寺院の権力構造』(岩波書店、1997年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 P183 第4章 興福寺政所系列の組織と機能 興福寺別当は、ほとんど寺内の院坊に止住し、真言宗系…

東寺領若狭国太良庄の狸穴(まみあな)と埋納銭盗掘騒動

応永二十五年(1418)三月日付東寺雑掌申状 (『東寺百合文書』オ函・125号http://hyakugo.kyoto.jp/contents/detail.php?id=9784/『大日本史料』7編32冊386頁、https://clioimg.hi.u-tokyo.ac.jp/viewer/view/idata/850/8500/02/0732/0386?m=all&s=…

『アジアの聖と賤』

野間宏・沖浦和光『アジアの聖と賤』人文書院、1983年 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 P22 ヒンズー教では牛の糞は、むしろ非常に聖なるもので、汚れを取り除く力があるとされているんです…

あきの宮島と地形名称「尾頸」

要害山からの眺望 紅葉谷公園 その1 紅葉谷公園 その2 弥山山頂 弥山 霊火堂 紅葉谷公園 その3 紅葉谷公園 その4 紅葉谷公園 その5 紅葉谷公園 その6 紅葉谷公園からの眺望 大聖院仁王門 大聖院御成門 厳島神社 修築中の大鳥居 以前、「飯田米秋氏所蔵…

富田論文 ─東寺の寺院組織─

富田正弘「中世東寺の寺院組織と文書授受の構造」(『京都府立総合資料館紀要』第8号、1980年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 P155 その第1は、各寺院組織の会議録である「引付」…

幽霊の正体・日本妖怪変化史・日本の幽霊・幽霊の歴史文化学・もののけの日本史

『別冊太陽 日本のこころ98 幽霊の正体』(平凡社、1997) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 P34 諏訪春雄「日本の幽霊」 幽霊は死人が生前の姿でこの世に出現したものである。人間で…

ロジェ・カイヨワ Part1

西谷修『100分で名著 ロジェ・カイヨワ 戦争論』(2019年8月) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第1回 近代的戦争の誕生 P13 そして再び戦争の危機が近づいてきた1937年、カイヨワはバタイ…

応仁の乱

呉座勇一『応仁の乱』(中公新書、2016年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 P7 かくして興福寺の僧侶は、出自によって明確に区別されるようになった。摂関家出身者は「貴種」と呼ばれ、とん…

マジョリティーの限界とマイノリティーの可能性 part2

三橋順子「性と愛のはざま ─近代的ジェンダー・セクシュアリティ観を疑う─」 (『岩波講座 日本の思想』第5巻、岩波書店、2013年9月) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 P120 インド文化圏…

マジョリティーの限界とマイノリティーの可能性 part1

伊藤亜紗『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社新書、2015) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 P29 見える人が目をつぶることと、そもそも見えないこととはどう違うのか。…

沼田庄について

橋本圭一「沼田庄」 (『中国地方の荘園』講座日本荘園史9、吉川弘文館、1999年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 【荘域】豊田郡。古代の沼田郡・沙田(ますだ)郡の二郡にあたる。沙…

安芸国楽音寺

『安芸国楽音寺 ─楽音寺縁起絵巻と楽音寺文書の全貌─』 (広島県立歴史博物館、1996) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 「楽音寺の歴史」 《沼田庄と沼田氏》 楽音寺は、真言宗御室仁和寺…

小高恭編『中世京都 闇と陰の世相史年表』(岩田書院、2010年)

現在私は、「楽しい古記録」や「中世の妖怪変化・怪奇現象特集」というカテゴリーで、日本中世の不思議な出来事や奇妙な慣習を紹介しています。こうした記事をまとめた研究書はないものかと探していたところ、ずいぶん前に出版されていたことを、最近知りま…

伊藤著書

伊藤清郎『中世日本の国家と寺社』(高志書院、2000) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第Ⅱ部 国家と祭祀 第1章 石清水八幡宮 P227 (石清水八幡宮の)組織は、⒜祠官、⒝神官、⒞三綱からな…

正村俊之著書 その3

正村俊之『秘密と恥』(勁草書房、1995) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第5章「情と無私」 P307、この説が正しいとすれば、日本人が単一民族であるという従来の見方は、根底から覆され…

正村俊之著書 その2

正村俊之『秘密と恥』(勁草書房、1995) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第3章「ウチとソト」 P135、中根が日本社会を「場の社会」として位置づけたとき、「場」は、集団構成のもう一つ…

正村俊之著書 その1

正村俊之『秘密と恥』(勁草書房、1995) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第1章「秘密と恥」 P8、自己提示を行う際、他者に対して表現される側面と隠蔽される側面の関係は、ヘーゲルが述べ…

一ノ瀬正樹著書

一ノ瀬正樹『原因と理由の迷宮』勁草書房、2006 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 序章 不確実性の認識論 P5 ⑴「原因」は時間的推移を包含した概念であるのに対して、「理由」は無時間的…

里見弴

里見弴『私の一日』(中央公論社、1980年)より *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 親しくした人たちがどんどん死んで行く。年々歳々それが頻繁になるのは、こちらが人並よりいくぶん長く生…

人名の備忘録

*単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 「将軍・御台院号」 等持院─足利尊氏 大休寺殿・錦小路殿─足利直義 宝篋院殿─足利義詮 鹿苑院殿─足利義満 勝鬘院─藤原慶子(義満室・義持母) 定心院─日野業…

井原著書5

井原今朝男『中世の国家と天皇・儀礼』校倉書房、2012 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第6章 室町戦国期における天皇権力の二面性 P213 本節ではまず、国政的統治権力を衰退させてい…

井原著書4

井原今朝男『中世の国家と天皇・儀礼』校倉書房、2012 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第4章 天皇と仏教 ─天皇儀礼における仏事と神事の相克 P131 前近代における天皇の宮中儀礼は、…

井原著書3

井原今朝男『中世の国家と天皇・儀礼』校倉書房、2012 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第2章 劇場国家論批判と日本中世史研究の現代的課題 P56 言い換えれば、現代社会をどう認識する…