周梨槃特のブログ

史料紹介という修行

小田文書(完)

小田文書29

二九 法橋圓俊奉書 久嶋郷住人西阿与二同郷百姓重清入道西願一相論國重名田八段事、西阿所レ進如二正 應三年五月八日御文一者、平次郎入道願蓮西阿ノ親父 宛二賜下地一之条分明也、 西願所レ進如二正應三年七月廿二日御書下一者、宛二賜作毛計一之由所レ見也…

小田文書28

二八 僧良慶屋敷田地売券 ようゝゝあるによりてうりわたしまいらする田やしきらの事 合 やしき一所 前ニまち三通 くわのきわら小 さこの口六十歩者 右件田地ハ、さうてんのしりやうたりといへとも、ようゝゝあるによつて、直銭貳貫 (實) 文ニ大進殿ニ、な…

小田文書27 ─長買免?永買免?─

二七 僧良慶屋敷田地売券 (売渡) (相傳) (私領屋敷) うりわたしまいらするさうてんのしりやうやしき田事 いゑのまへ三まち 合 くわのきわら小 さこの口六十歩 同やしき (良慶) 又迫口六十歩 これハ十五年毛加売候、同日(花押) (要用) (直銭) …

小田文書26

二六 國弘田畠譲状 合 ならはらか[ ]の田[ 右件の田畠ハ、こセへの國弘入道□くしの領所也、雖然◻︎安三郎[ ]なるによつ (わた) (全) (またけ) て、彼田畠おゆつり◻︎◻︎す所實也、またく他人のさ◻︎◻︎◻︎あるへからす、若このゆつり (り) ◻︎ほかに入…

小田文書25

二五 御代官沙汰人連署名田宛行状案 ]之名田之事 (しヵ) (ヵ) (懈怠) ]けまさ名の内きん二郎のもち[ ]所當のまゑ一人くゝしゝまゑけたいなく仕 (らヵ) 候へく候也、此上ハ[ ]とうより外ニ主とゆう物[ ]◻︎す候、何なる物 (由緒) (仍) ゆ…

小田文書24

二四 親俊久島郷公文名安堵状 下地 (安芸佐西郡) (良) (親ヵ)(入道ヵ) (進退) 久嶋郷内公文名◻︎事、奈◻︎原[ ]任二譲に一、子右馬次郎方心代す へき者也、於[ ]不レ可レ有二煩儀一、[ ]行状如レ件、 (1115) 永久三年未乙卯月七日 親俊(花…

小田文書23

二三 山里明所分坪付 山里明所分 久清名 一田一段半 米六斗五升 刀禰抱 田七段 三石四斗 刀禰三郎次郎 (マ丶) 田貳段太 一石貳斗 新太郎 田一段 四斗 三郎五郎 田一段 五斗五升 刀禰抱 田貳段 一石貳斗 五郎二郎 田一段 五斗五升 新太郎 田四段 一石三斗 …

小田文書22

二二 忠勝名田預ヶ状 久嶋内正家名之事、預ヶ被レ申候条、諸公役以下何篇無レ緩、可レ被レ遂二馳走一事専 要候、爲レ其一筆如レ此、謹言、 (花押ヵ) 八月十二日 忠勝[ ] 「書き下し文」 久嶋内正家名の事、預ヶ申され候ふ条、諸公役以下何篇も緩がせ無く…

小田文書21

二一 守藝善樟連署首座官銭請取状 納 首座官銭之事 合壹貫文者 (所) 右爲二恵厳首座分一◻︎二請取一如レ件、 (1570) 元亀元午庚年九月十七日 侍眞守藝(花押) 守塔善樟(花押) 栗棘庵 「書き下し文」 納む 首座官銭の事、 合わせて壹貫文てへり、 右恵…

小田文書20 ─田植祭と牛供養─

二〇 久嶋郷所當注文 御神領山里久嶋郷 合百貫文此内除レ之 一壹貫文 八幡領八月十五日祭田 一壹貫文 十月初亥ノ御祭大歳之御神領 一壹貫五百文 慈恩寺領 一壹貫文 東禅寺領 (免) 一五百文 湯面 一貳貫五百文 刀禰給分 一壹貫文 催仕給分 (給分ヵ) 一四…

小田文書19

一九 盛勝名主職充文 (正) 久嶋重政名主職事、太郎左衛門申付候、然者社役御公事、任二先例一可レ勤者也、 仍状如レ件、 (1473) 文明五年巳癸十一月廿七日 盛勝(花押) 「書き下し文」 久嶋重正名主職の事、太郎左衛門に申し付け候ふ、然れば社役・御公…

小田文書18

一八 久島郷内重正道房名田譲状 (譲渡) 永代ゆつりわたす重正名之事 合 公方二反 あかり一反 しやくゑん分一反 (退轉) (實) 右ゆつりハ、左京公方越あい候てたいてん仕候間、◻︎九郎二郎ニゆつりわたす所しち (頭) なり、同余所ともにわたし申、しや…

小田文書17

一七 親遠下地充文 宛下 久嶋なら原のしやくゑんか跡之事 合参反 右の下地者、しやくゑんか譲状の旨にまかせて、三郎左衛門に令レ下レ地者也、此上 (他) 者無二代妨一、永代子々孫々迄、可二領地一に計下状如レ件、 (1442) 嘉吉二年壬戌八月十五日 親遠…

小田文書16

一六 親淳下地充文 宛下 久嶋なら原のしやくゑんか跡之事 合 (マ丶) 右件の下地、しやくしんか譲状の旨ニまかせて、馬次郎に令レ下レ地者也、此上者 (他) 無二代妨一、永代子々孫々迄、可二領地一によて計下状如レ件、 (1434) 永享六年十月十六日 親淳…

小田文書15

一五 そう四郎入道去渡状 永代をかきりさりわたし申候田の事 合二反者つほもとハそう三郎かりそんふん四百田一反五百田一反なり、 (筑紫立花) (陣) 右件の名田者、つくしたちはなの御ちんの時、御公事をゑつかまつり候ハす候によつ (去渡) (若)(何…

小田文書14

一四 詮武名田充文 宛行 久嶋内久清名之事 合壹[ (マ丶) 右彼名田者、代々下知状於所持候上、於帯二[ ]之譲状一候之間、支證分明者也、 仍長原之近江房仁申付候者也、就レ其社役年貢公事等、任二先例一可レ致二其沙汰一 状如レ件、 (1418) 應廿五年十…

小田文書13

一三 とらいち女田地譲状 (ゆ) (地ヵ) ◻︎つりあた[ ]の事 (定) 合壹所◻︎ 在所しけまさ名の[ [ 神のうてん二ももち[ [ ]とら一のめ子分なり、 (たヵ) (實)(なヵ) 右田地同いやしきふんにて候、ひこ太郎にゆつりあ◻︎ゑるところしち◻︎り、 …

小田文書12

一二 重正名内右馬二郎知行田畠注文 (進退) (散畠) (事)(久清) 右重正之内、右馬二郎心代は、さんはく等の◻︎、ひさきよ名のおかきり、とう (分) (河お分) めん与こあせお◻︎、[ ]しやう原おといてお分、三なお分、おちあい (かわお河上) (法…

小田文書11

十一 地頭親景親房連署下知状 (与) (右) 右馬入道後家尼◻︎二同子息◻︎馬次郎一相論久嶋郷内重正名間事 右如二後家尼申一者、重正名内於二□畠牛下人以下細々物等一者、右馬入道譲与二于 (条ヵ) 後家并孫子虎菊女一之處、嫡子右馬次郎令二押領一之◻︎無レ…

小田文書10

一〇 厳島社惣政所公事免状案 大窪長原百姓等申 (以下事ヵ) 社役[ ] (垣料所)(於) 右長原者引聲料所、大窪者依レ爲二竹◻︎◻︎◻︎一、◻︎二社役以下御公事一者御免之 由申間、相尋之處、不二勤仕一之条分明上者、令二免除一處也、仍状如レ件、 (1349) …

小田文書9

九 本府催延末酒肴請取状 本府催之十八人 酒肴一具事 右任二先例一所二請取一如件、 (1326) 嘉暦元年 本府催延末(花押) 「書き下し文」 本府催すの十八人 酒肴一具の事 右先例に任せ請け取る所件のごとし、 「解釈」 本府が集めた十八人の酒肴の品一式の…

小田文書8

八 爲弘外五名連署饗料等請取状 殿下御方蔵人所小舎人 廿人 饗料 脇差 酒肴 康頭五石五◻︎ 右任二先例一所二請取一之状如レ件、 (1326) 嘉暦元年 爲弘(花押) 重元(花押) 親弘(花押) 友総[ 清久(花押) 行親[ 「書き下し文」 殿下御方蔵人所小…

小田文書7

七 久成外十一名連署饗料等請取状 院御方催十八人 (料)(腰ヵ) (一具事ヵ) 饗◻︎ ◻︎差 酒肴 [ 右任二先例一所二請取一之状如レ件、 (元年) 嘉暦◻︎◻︎ 久成(花押) 重安(花押) (重) ◻︎弘(花押) ◻︎◻︎(花押) 末元(花押) 末吉(花押) (里ヵ)…

小田文書6

六 守吉外十三名連署饗料等請取状 ◻︎◻︎方十六人 饗料 腰差 酒肴一具事 (右) ◻︎任二先例一所二請取一如レ件、 (1326) 嘉暦元年 守吉(花押) 國近(花押) 宗豊(花押) 吉弘(花押) 守近(花押) 豊景(花押) 爲清(花押) 守久(花押) 守末(花…

小田文書5

五 光久外四名連署饗料等請取状 (端裏) 「[ ]寺元佐[ ]」 兵部省十二人 饗料 腰差 酒肴一具事 右任二先例一所二請取一如レ件、 (1326) 嘉暦元年 光久(花押) 末俊(花押) 貞久(花押) 元貞(花押) 爲國(花押) 「書き下し文」 兵部省十二人…

小田文書4

四 近久貞守連署名主職充文 宛行 久嶋郷國重名主職事 合伍段大者 右件名田者、上御沙汰極了、御判下上者、不レ可レ別二子細一者也、但社役御年 貢以下御公事、無二懈怠一可レ被二勤仕一者也、仍宛文状如レ件、 (1320) 元應二年十二月四日 近久(花押) 貞…

小田文書3

三 伊豆房良慶重訴状 (伊豆) ◻︎◻︎房良慶重言上 欲下早重被レ下二日限召文一、被レ召二上久嶋郷刀禰丸一、且依二本主國重譲 状一、且任二御下文旨一、被レ停中止非分押領上、岩氏垣内田九段半但勘料田 ◻︎以下田畠等子細事、 副進 一通 御下知案先進了、 一…

小田文書2

二 伊豆房良慶訴状 久嶋郷岩氏住人伊豆房良慶謹言上 爲二同所刀禰丸等一、早任二本主國重譲状一、且任二御下知旨一、且依二重正同 重安等和与儀一、被レ停二止非分押領一、如レ元欲レ宛二賜岩氏田九段半但勘料田也以 下田畠等一間事、 (副) ◻︎進 一通 御下…

小田文書1

【小田文書】 解題 戦国時代、厳島社領であった佐西郡玖島郷の刀祢であった小田氏に伝えられていたが、その後玖島村の所有となり、現在は佐伯町が引き継いでいる。玖島郷における在地支配や収納関係の文書が主体をなしており、永久3年(1115)の文書は…