周梨槃特のブログ

史料紹介という修行

山野井文書15

   一五 大内義長安堵状

 

          (義長)

          (花押)

 (景頼)              大内義隆

 父世次一跡事、任天文十四年五月六日龍福寺殿裁許同廿二年二月廿二日證判等之

     (景秀)

 旨、能美満菊相続不相違之状如件、

    (1556)

    弘治貳年十月廿一日

 

 「書き下し文」

 父世次一跡の事、天文十四年(一五四五)五月六日龍福寺殿裁許同廿二年(一五五

 三)二月廿二日證判等の旨に任せ、能美満菊相続相違有るべからざるの状件のごと

 し、

 

 「解釈」

 父世次の跡目のこと。天文十四年五月六日龍福寺殿大内義隆の裁許、同二十二年二月二十二日の證判等の内容のとおりに、能美満菊景秀の相続に間違いのあるはずもない。

 

 「注釈」

「世次」─八代能美景頼。

「龍福寺殿裁許」─未詳。大内氏奉行人奉書か。残存していません。

「同廿二年二月廿二日證判等」─未詳。陶晴賢の安堵状か。残存していません。

「能美満菊」─九代能美景秀。