周梨槃特のブログ

史料紹介という修行

山野井文書16

   一六 大内氏奉行人連署奉書

 

 (景頼)

 父世次一跡事、今日(割書)「弘治貳十ノ廿一」任御判旨続之、弥

 可奉公之忠義之由、依 仰執達如件、

 

    (1556)            (小原隆言)

    弘治貳年十月廿一日        安芸守(花押)

                    内藤隆世)

                     弾正忠(花押)

        (景秀)

       能美万菊殿

 

 「書き下し文」

 父世次一跡の事、今日(割書)「弘治貳十ノ廿一」御判の旨に任せ之を相続せしむ、

 弥奉公の忠義を抽きんぜらるべきの由、仰せに依り執達件のごとし、

 

 「解釈」

 父世次の跡目のこと。今日弘治二年十月二十一日の安堵状の内容のとおりに、跡目を相続させる。ますます奉公の忠節を人一倍あらわすべきであるとの仰せである。

 

 「注釈」

「世次」─八代能美景頼。

「弘治貳十ノ廿一御判」─15号文書。大内義長安堵状。

「能美万菊」─九代能美景秀。