周梨槃特のブログ

史料紹介という修行

田所文書1 その5

    一 安藝国衙領注進状 その5

 

    崇道天皇免二百卅歩

    一御社免四十二町

     御供田二丁八反

      福永七反          八月中朔幣田

      松丸七反          九月中朔幣田

      國正七反          十一月一日田

      爲則七反          十一月中朔幣田

     御洗米免一丁         倉光 元祝師

     御鏡田一丁七反        愛淂内侍

     戎社免三丁          竹林内侍

                    (爲ヵ)

     御散米田五反         ⬜︎則

     同御供田一丁         爲則

     御神楽免七丁四反

      爲則一丁          行金三丁九反

      則末二丁五反

     造酒免九反大         福永 若松

     粥座酒免五反         守行

     神力寺佛供田五反       有慶

            (反)

     御戸開免三丁五⬜︎

      友久二丁          光包一丁五反

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(紙継目裏花押)

     外宮免三丁五反

      御供田一丁 二季分       守行

      御油免一丁         爲則

      御粥免五反         景宗

       (肴)

      酒希免一丁 二季分      守行

     御讀經免十二丁六反小

       (珎)

      承⬜︎⬜︎丁          行重一丁

      弁覺一丁 今者願力      貞雲一丁一反

      直性一丁          宗海一丁

      應兼一丁          俊兼一丁五反小

      仁増七反          良弁五反

      幸尊一反小

      承仕一丁

       正珎五反         東福五反

     [    ]         道西一丁(割書)「今者道善」

     最勝講免三丁

      南内侍五反         爲則五反

      若狭尼七反         有慶三反

      弥陀内侍一丁

    惣社仁王講免四反        際海

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(紙継目裏花押)

    五ヶ寺免四丁九反斗((半))

         (一反斗)       (例)

     下地二丁⬜︎⬜︎⬜︎        ⬜︎免二丁八反

    吉祥御願免六反         貞包

    舞人免五丁五反

     信家五反           久道二丁

     友久二丁           正員一丁

    公廨田一丁四反

     久武一反           淂重六反

     孝清七反(『己斐六郎左衛門入道』)

       (官恪勤免四丁ヵ)

    一宮神⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎

     久重一丁           宗高一丁

                           (弘ヵ)

     頼景一丁           助成一丁 元助⬜︎ 

    代官免六反

     包友三反           光助三反

    國役人給免四反大

     國掌免二反          包友

     梶取免二反大         清眞

    逓送田二[

           

   應輸田十二丁

    別結解(八丁五反)        九丁五反六十歩

         三反

     利松二丁o小         官米五斗代

        一丁六反

・・・・・松丸(八反三百歩)・・・・・・・ 六斗二升七合代・・・・(紙継目裏花押)

   つづく

 

*書き下し文・解釈は省略。

 

 「注釈」

崇道天皇」─早良親王崇道天皇)を祀った神社の免田か。疫神。

「朔幣田」─昔、毎月の朔日(ついたち)に神に幣帛(へいはく)を奉ること。国司

      郡内の神社に奉幣するもの、神社自身が行うもの、また春日神社のように

      氏人たる国家が行うものがあった(『日本国語大辞典』)。

「御洗米」─水で洗って清めた白米。神の供物などにする。かしよね。せんまい(『日

      本国語大辞典』)。

「戎社」─未詳。

「神力寺」─未詳。

「承仕」─①寺院で、法事などの雑事に従う者。②仙洞・摂家・寺院で雑役をつとめる

     僧形の者(『古文書古記録語辞典』)。

「恪勤」─「かくごん」「こうごん」とも読む。格勤、挌勤とも書く。精勤、奉公、つ

     つしみ勤めるの意であるが、親王や石棺に近侍して、宿直・警固、雑役をつ

     とめる下級武士をいう。精勤武勇の士(『古文書古記録語辞典』)。