周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

神のお使い その1 ─吉田神社と鹿─ (Parivara of God Part1)

嘉吉元年(1441)十二月二十七日条 (『建内記』5─37) 廿七日、己未、天晴、 (中略) (智林) 七ヶ日 浄蓮華院長老来臨、巻数等祝着々々、吉夢事被談之、先日任槐祈念参吉田社中事也、 鹿二頭出現寺家経蔵邊、向後必可達其望感應之瑞也云々、 「書…

小田文書49

四九 久島郷百姓年貢請負禮錢覚 (三) いぬの⬜︎三月⬜︎⬜︎日きうしやうかたのさんし[ ]うり申、一くわん二百文こきや う殿ニ御礼ニ申候、 馬の太郎殿ニ一くわん二百文御礼ニ申候、 四郎さ衛門殿ニ一くわん二百文御礼ニ申候、 百文 八郎さ衛門殿 ならはら 百…

小田文書48

四八 ゑもん四郎質地證文 (端裏書) 「来年よりのわたし状如レ件」 (質物) (けヵ) 来年より申うくるしちもつの事、⬜︎年よりう⬜︎⬜︎り申處實也、 合田六反 (無沙汰) (来年) (当年) 右件ふさたなく、らいねんよりのしちもつとうねんよりまいらせ候間…

小田文書47

四七 しやうてう田地充文 宛行 河上さいたうかもち分田の事 合壹所者 (悉皆) (打渡) 右かの田つほハ、やなきかせミなミたに、しつかいさいたうにうちわたす處実也、但 (公事以下) (先例) (退転) かきりある御年具御くうしいけハ、セんれいにまかせ…

やっぱり地獄に堕ちたのか・・・ (As expected, he fell into hell.)

嘉吉元年(1441)八月七日条 (『建内記』4─7) 七日、辛未、天晴、 (中略) 自今日於浄花院又被行如法念仏、御臺御願也、依御夢想之告有此事云々、普廣院殿海 中船中有血、血中御坐、御頸許在血上、御臺夢中被尋申子細之処、非血爲火、依慳貪 放逸之…

小田文書46

四六 しやくしん名田譲状 (端裏書) 「⬜︎の二郎のゆつり状」 (の事) ゑいたいゆつりわたすみやうてん⬜︎⬜︎ 合かき内大まちたにの分者 (件) 右⬜︎田ハ、かき内のきしよりうへ、よ⬜︎てよりひんかし中みちをかきり、⬜︎すいふち (り) (町) (水口) (を…

小田文書45

四五 しやくしん名田譲状案 永代ゆつりわたす名田事 合垣内大町田ニあいたの者 右件田ハ、かきの木下一反なわしろの町一反大まち田ニ一斗年貢のところを、こん大 (永代) (實) 夫ニゑいたいゆつりわたすところしちなり、たゝし大みやのしんとねのとう、御…

小田文書44

四四 厳島社惣政所沙弥施行状案 久嶋郷住人西阿与二同郷百姓重清入道西願一相論、國重名田捌段事、任二正和元年四 月十二日御書下之旨一、西阿令二領作一、御年貢以下御公事等、無二懈怠一可レ令二勤 仕一之状如レ件、 (1312) 正和元年卯月十七日 惣政所沙…

酒の粗相で絶交…

嘉吉元年(1441)七月二十六日条 (『建内記』3─295) 廿六日、庚申、雨下、 (中略) 蔵人左少弁入来、昨日爲教秀代参番了、夜前山科中将有経花山院番代参勤之処、彼朝 臣以外沈酔参之、反吐入泉殿御舟、言語道断次第也、於龍頭者不汚歟、進御所云…

小田文書42・43

四二 一二号文書の案文 ○本文書ハ一二号文書ト同文ノ案文タルニヨツテ本文ヲ省略ス 四三 平右馬尉名田譲状 (永) (譲) ⬜︎代ゆつり申重正名之事 (所當) (て)(催促) 右名者、右馬⬜︎⬜︎ゆつり渡所なり、⬜︎年貢御公事しやとう先例ニまかせ⬜︎さいそくす …

小田文書41

四一 重俊下地充文 (約束) (進退) おやにて候藤ゑもん尉、御やくそくまゝ、下河上大郎三郎か分ハ、重正名之内心對 (屋敷分) あるへく候、我々かやしきふんとして、きん大夫かいちの⬜︎代所ニ右馬允方へやない (知行) (候) かせより下ハ、わたし進候…

畜生道からの生まれ変わり(Rebirth from the Buddhist purgatory of animal)

嘉吉元年(一四四一)五月二十三日条 (『建内記』3─209) 廿三日、己未、 無量寿院来臨、笋已下珎物有芳志、旁賞翫催興了、玄周来、蔡壽喝食十歳論義已下讀 誦、令悦耳了、件蔡壽者無量寿院下男子也、犬再誕之由人称之、彼寺有犬、僧衆於佛 前勤行之時…

小田文書40

四〇 親房田地去渡状 久嶋郷久清名内三町田事 合壹所者 但二郎大夫作内 右田ハ、二郎大夫五郎大夫わ⬜︎きをもて、三まち田を五郎大夫がたへさりわたすもの (りあ) (を) 也、かき⬜︎⬜︎る御年貢ニおいてハ、そのさた⬜︎いたすへき也、仍爲二後日一之状 如レ件…

小田文書39

三九 沙弥しやうれん田畠譲状 (譲渡) (田畠等) ゆつりわたすてんハくらの事 (以下二行割書) 二反斗 みたうのもと らくせんこ」ひらたにかおと二人」 合 二反斗 まきのつほ 二反 まさいゑのこほのつほ 右件てんハくらハ、かうほうしに、ゑいたいかきり…

小田文書38

三八 沙弥しやうれん下人譲状 (端裏書) 「とらまさこせんのゆつりしやう事」 ゆつりわたすおなん事 (以下三行割書) 合四人者 ひめつる こうはい」とくわうほうし」とらハしかこ」 (御前) (永代) 右件おなんともハ、とくわうほうしとも、とらまさこせ…

明日は早朝から毒の雨が降るでしょうw。 (It will rain poison from early in the morning tomorrow.)

嘉吉元年(一四四一)三月六日条 (『建内記』3─96) 六日、天晴、夜微雨、 (中略) (傍注)「若爲天魔之所爲哉」不審々々、後日清大外記来語云、此事於毘沙門堂有人 聲云、明旦毒雨可降也、水不可服用之由称之、此事室町殿被聞食及之、被相觸云々、 被…

小田文書36・37

三六 厳島社惣公事免状案 ○本文書ハ一〇号文書ト同文ノ案文タルニヨツテ本文ヲ省略ス 三七 久島郷地頭代名田充文 (端裏書) 「ちとう御代くわんうしろ山のりやうさハの御房けち」 宛下 名田事 (友) 右件の名田ハ、長原内もりとし名助大夫かあと、但彼名田…

小田文書34・35

三四 近久貞守連署名主職充文案 ○本文書ハ四号文書ノ案文タルニヨツテ本文ヲ省略ス 三五 俊政奉書案 (嶋) 久⬜︎郷住人三郎入道西阿与二同郷百姓惣大夫宗重一相論、國重名内田地五段大百姓 (訴) 職事、如二⬜︎陳状一者、雖二子細多一、所詮如二西阿所レ進、…