周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

東禅寺文書11

十一 小早川隆景書状 (安芸) 為二厳島節分一、為二名代一有二社参一、御祈念憑入候、委細従二両人一所レ可レ申レ 候、恐々謹言、 極月廿六日 隆景(花押) (捻封ウハ書) 「 左衛 東禅寺 まいる 隆景」 「書き下し文」 厳島節分の為、名代として社参有り…

東禅寺文書10

十 小早川興景申渡状 依二蟇沼寺一四分一之儀、度々蒙レ仰分特寄進状披見候、更以雖下不レ及二分別一 候上、貴僧之儀者、別而御辛労事候条、為二其賞一、向後者四百疋之内百疋合力 申候之間、三百疋御納専一候、弥祈念之儀可レ為二肝心一之状如レ件、 (1535…

小坂井敏晶著書 その4

小坂井敏晶『増補 責任という虚構』(ちくま学芸文庫、2020年) その4 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 補考 近代の現原罪 P410 遺伝/環境論争が心理学で繰り広げられてきた。それは家庭…

小坂井敏晶著書 その3

小坂井敏晶『増補 責任という虚構』(ちくま学芸文庫、2020年) その3 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第5章 責任の正体 P269 近代個人主義が普及し、個人と集団を同一視する形での集団…

小坂井敏晶著書 その2

小坂井敏晶『増補 責任という虚構』(ちくま学芸文庫、2020年) その2 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第2章 死刑と責任転嫁 P127 犠牲者が苦しむ具体的姿に接しない者は心理的軋轢を逃…

小坂井敏晶著書 その1

小坂井敏晶『増補 責任という虚構』(ちくま学芸文庫、2020年) その1 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 はじめに P5 人間が主体的存在であり、自己の行為に責任を負うという考えは、近代市…

東禅寺文書9

九 茂義打渡状 正月十三日御礼二月十二日到来、委細承候了、 抑梨子羽郷内乃力名公方御年貢等、御二寄進蟇沼寺一之由、先以目出存候、如二 此事一仏陀御寄進之上、公私御祈祷候之間、急速打渡候了、其子細定被二注進一候 欤、恐々謹言、 二月十七日 少尉茂義…

東大寺真言院のヒ・ミ・ツ

長禄四年(1460)三月二十二日条 (『大乗院寺社雑事記』2─252頁) 廿二日 (中略) 一東大寺真言院披見之、彼院ハ新禅院知行也、(中略)又真言院之西ニ阿伽井在之 (掘) (阿脱) 善無畏三蔵ノ被堀所也、仍件井ヲ天人来テ令応護彼天人ノ足跡伽井…

東禅寺文書8

八 小早川弘景寄進状 東禅寺御寺領段銭之事、権律師増威御一期之間、奉二為年始歳末之愛染供一 寄進者也、如レ此申定候上者、雖二公方之儀一不レ可レ有二違乱一候、然者子孫長久 奉レ憑二御祈祷一候也、恐々敬白、 寛正五(1464) 十二月十五日 弘景(花押)…