周梨槃特のブログ

史料紹介という修行

今昔物語集

自殺の中世史 37 ─中世の説話10(魂と肉体の二元論)─

「飛騨国猿神止生贄語第八」『今昔物語集』巻二十六 (『日本古典文学全集』23、小学館、1974、552〜554頁) 「原文」 今昔、仏ノ道ヲ行ヒ行僧有ケリ。何クトモ無ヒ行ケル程ニ、飛騨国マデ行ニケリ。 而ル間、山深ク入テ、道ニ迷ニケレバ、可出…

自殺の中世史2─2 〜「自害」は必ずしも「自殺」に非ず その2〜

正治元年(1199)十月十三日条 (『猪隈関白記』2─3頁) 十三日、壬申、 (殿以下十一字、モト十二日條ニ記セリ、今符號ノ意ニヨリテ移ス) 晴、殿下令参院・内并長講堂、 (後鳥羽) 頭権大夫親経朝臣相具文書来、香椎宮神人貞正・宗友与石清水権寺主…