五一 大内義隆下文 （大内義隆） （花押） （吉充） 下 村上新蔵人□□ （マヽ） （事） 可令早領知備後国安名郡鞆浦内拾八貫文足□ 右以件人所宛行也者、守先例可全知行之状如件、 （1544） 天文十三年七月三日 ◯以上、四三号カラ五一号マデノ九通ヲ一巻ニ収ム…

五〇 毛利輝元書状 （通昌） 連々別而御馳走、殊去春来島逆意刻、無二之御入魂大慶候、然間防州都濃郡湯野 （小早川） 之内百石之地、先以被進置之候、全御知行簡要候、猶隆景可被申候、恐々謹言、 （天正十年・1582） 九月廿三日 輝元（花押） （祐康） 村…

四九 毛利輝元書状 今度被抽御一門、頓人質被差出候、無二御入魂之段喜悦之至候、向後弥可申談之候、仍於防長之間三百貫之地、可進置候、猶以御馳走簡要候、恐々謹言、 （天正十年・一五八二） 卯月十三日 輝元（花押） （祐康） 村上左衛門大夫殿 御宿所 「…

四八 小早川隆景感状（切紙） 態令啓候、今度大坂表警固之事、旁以御馳走於木津河口敵舟切崩、数百人被討捕、 （本願寺光佐） 則時兵粮指籠得勝利候、併御入魂故候、上意様御動座已後初而御手合候処、如此属 （井上春忠） 御太利候事尤珍重候、初中後被成御…

四七 毛利輝元感状（切紙） 今度上口警固差上候付而、御自身御乗船御馳走之至候、殊於河口一戦之時、別而 被碎手、剰敵船数艘切埋之数百人討果、至大坂兵粮差籠之、都鄙之覚無申斗候、 （就宣） 併御粉骨之所成候、仍而太刀一腰金覆輪銀子五枚令遣之候、猶委…

四六 小早川隆景感状（切紙） 今度元太動之時、敵船被懸首三并一人被生捕、殊御自身御高名無比類存候、毎事 御馳走之至候、猶使者可申候、恐々謹言、 （天正二年・1574） 五月三日 隆景（花押） （祐康） 村上左衛門大夫殿 御宿所 「書き下し文」 今度元太に…

四五 毛利元就同輝元連署書状（切紙） （端裏切封） 「 − − 」 （杉原） 今度神辺不慮出来候処、別而以御馳走之故、則被切返候、御入魂之通盛重 （元盛） （景盛） 息弥八郎又次郎所ゟ被申越候、祝着此事候、委細旨盛重可被申候、恐々謹言、 （永禄十二年・1…

四四 足利義昭御内書（切紙） （鞆） 当津逗留中馳走段、忠切尤感覚候、本意追可恩賞、仍毛氈鞍覆白傘袋令免除 （真木島） 畢、猶昭光可申候也、 （義昭） 卯月九日 （花押） （祐康） 村上左衛門大夫とのへ 「書き下し文」 当津逗留中馳走の段、忠切尤も感…

四三 室町幕府奉行人連署奉書 （沼隈郡） 至備後国鞆就被移 御座、摂津国内尼崎〈除寺社本所領并」諸侯方知行分〉事、 被仰付訖、早存知之、可抽忠節之由、所被仰下也、仍執達如件、 （1577） （上野秀政） 天正五年七月七日 大和守（花押） （松田藤弘ヵ） …

四一 金蓮寺棟札写 （端裏書） 「棟札写」 奉新造立宝鏡山金蓮寺薬師如来精舎一宇 備後国御調郡因嶋中之庄村 右祈願者、奉為金輪聖皇 天長地久 御願円満 殊者当村本家領家庄官衆民 大檀那家門繁昌 武運増進 息災延命 増長福寿 現世安穏 後生善処、 （1449） …

四〇 相良武任書状 又本慈院への御書申まても候ハねとも、其方にて御文箱に入られて可被遣候、 返々申度事うみ山にて候、筑辺事御調の事ともありけに候、是たにも調へ 候ニて候へとも、実も候ハす候、さりともと天道をたのミまてにて候、さても 堺の時宜一定…

三九 国信書状 如仰雖未申通候一家之由承及候間、内々御床敷候之処、御音信本望候、於向後者 連々可申通候、兼又御所縁様東国依御旅行路次事承候間、当国中事者送申候、折節 難去依隙彼方参会不申候条、非本意候、心事期後便之時候、恐々謹言、 五月十六日 …

三二 小早川隆景書状 大鯛一喉給候、一段見事芳志之至祝着候、猶従進次郎所可申候、恐々謹言、 十一月八日 隆景（花押） （捻封ウハ書） （元充） 「 村上鍋松殿 まいる 隆景」 三二 毛利秀就書状 ◯本文省略 三三 毛利秀就書状（折紙） ◯本文省略 三四 毛利…

二八 毛利氏奉行人連署打渡状 打渡事 備後御調郡 一四百参拾参石五舛八合 因嶋 備後（御調郡） 一七拾六石六斗八合 鷺嶋 長州 一参百五拾九石三斗七舛八合 豊西郡 以上八百六拾九石三舛八合 （1591） 天正十九年 治部太輔（穂田） 十二月朔日 元清（花押） …

二七 毛利輝元書状（折紙） 因島内証之通慥承届候、聊無忘却之条、不可有気遣之候、自然族之儀共候者、 （来島通昌） （村上吉充） 何時茂可被相尋候之由、可被仰渡候、先年沖家数度之変化ニ茂、対当方新蔵人覚悟 不相替段、貞心之儀候、弥可有馳走事肝要候…

二六 毛利輝元書状（礼紙付） （通昌） 連々別而御馳走、殊去春来島逆意之刻、無二御入魂大慶候、然間防州都濃郡戸田 之内三百石地、先以進之置候、全御知行肝要候、猶隆景可被申候、恐々謹言、 （天正十年・一五八二） 九月廿三日 輝元（花押） （吉充） 村…

二五 小早川隆景書状（礼紙付） （周防玖珂郡） 今度被抽御一門中、別而預御入魂之段、対当家難謝本望候、然間於伊保庄 （宗勝） 参百石之地進置候、聊御志計候、目出度長久可申談候、猶乃美兵部丞可申候、 恐々謹言、 卯月廿六日 隆景（花押） （吉充） 村…

二四 毛利輝元書状（礼紙付） 今度被抽御一門中、無二此方御届之段、寔本望之至候、仍五百貫之地、以防長 （小早川） 寺社半済之内、可進置之候、御懇切之儀、向後不可有忘却候、猶隆景可被申候、 恐々謹言、 （天正十年・1582） 卯月十日 輝元（花押） （吉…

二三 小早川隆景書状（折紙） （村上武吉・来島通昌） 就其表之儀、御使者被差越、以条数被仰越候、慥承知候、両嶋相違之段無申事 （乃美宗勝） 候、於此上茂以御才覚被相調候事簡要候、於趣者至乃兵所申遣候条、可得御意 候、就夫至御家来中従彼方、切々可…

二二 小早川隆景書状（切紙） （豊前） （親宏） 今度其表御出船動稠被仰付候、依之此口敵退散候、然者田原退口被待付、被碎 手数輩被討果之由到来候、誠御馳走御粉骨之次第不浅候、此表伝之要害明退候 条、動深重依申付之旁御礼申後候、慮外候、其表御滞留…

二〇 小早川隆景書状（礼紙付） （備後御調郡） （周防大島郡） 向嶋一円之事、任承旨致同心候、以宇賀嶋一着之上、可有御進退候、神茂御照覧 候へ、聊不可有相違候、弥御入魂此節候、恐々謹言、 （弘治元年・1555） 卯月十日 隆景（花押） （吉充） 村上又…

一九 毛利隆元書状（切紙） （端裏切封） 「 」 於防州浮米百石進之候処、為御礼以御使状承候、御懇意之至候、毎事隆景可申述 候間、不能詳候、恐々謹言、 十二月十六日 隆元（花押） （吉充） 村上新蔵人殿 御返報 「書き下し文」 防州に於ける浮米百石之を…

一八 毛利元就同隆元連署書状（切紙） （端裏切封） 「 」 （小早川） 就御愁訴之儀、対隆景蒙仰、委細又申述候、然者先浮米遣置候処、為御礼御使者 畏悦之至候、猶御使江申候、恐々謹言、 十二月十六日 隆元（花押） 元就（花押） （吉充） 村上新蔵人殿 御…

一七 毛利元就同隆元連署書状（礼紙付） （吉充） 就村上新蔵人被申儀蒙仰候、得其心候、世帯等於裁判之砌、可致其心得候、不可 有疎略候、弥警固馳走肝要之由可被仰候、恐々謹言、 三月廿三日 隆元（花押） 元就（花押） （小早川） 隆景 御陣所 （礼紙切封…

一六 陶隆満書状（礼紙付） 加州上国之時者、依不得隙不参申候、且者御心安存候、殊刀一腰国久慥到来候、 怡悦之至候、此等之趣被相心得、御伝達所希候、恐々謹言、 十二月廿八日 隆満（花押） （尚吉） 村上弥次郎殿 進之候 「 陶安房守 村上弥次郎殿 進之…

一五 小早川徳寿隆景書状（切紙） （端裏切封） 「 」 寔青陽之御嘉祥千秋万歳、自他以幸甚ニ候、仍御太刀一腰畏悦之至候、何様御祝儀 従是可申入候、猶御使者申候、恐々謹言、 正月十一日 徳寿 （尚吉） 村上加賀守殿 御返報 「書き下し文」 寔に青陽の御嘉…

一四 大内義興書状 就所用警固船事申旨候、可然之様可有調法之條、可為祝着候、委細之趣 （弘相） 杉次郎左衛門尉可申候、恐々謹言、 （永正五年・1508） 三月廿一日 義興（花押） 村上備前守殿 「書き下し文」 所用に就き警固船の事申す旨候ふ、然るべきの…

一三 大内高弘書状（切紙） （端裏切封） 「 」 （豊後） 今度与風至佐賀関金蓮寺着津候之間、令申候、仍先状如令申候、爰元弓矢之儀、 近々事候、各至豊前国出張候、大友備前守同発足一両日中候、然者此度被相談 警固事、可預馳走候、併憑存候之趣、委曲金…

一二 山名政豊感状（礼紙付） 敵舟貮艘切取、同可然者討捕之由候、神妙儀候、弥か様調法可為肝要候、将亦地下 警固出由候、能々可有褒美候、恐々謹言、 六月八日 政豊（花押） 村上左衛門大夫殿 （礼紙切封ウハ書） 「 村上左衛門大夫殿 政豊」 「書き下し文…

一一 村上吉充譲状 ゆつり状之事 右所々御判地者不及申、其外私領并札浦等事、亀若丸ゆつり渡者也、守先例 （期） 相斗 御屋形様江無余儀可致奉公候、女子分之事者、其身一後のちハ、吉充 （跡目） あとめへ可返候、仍之状如件、 （1483） 文明十五年十一月…