某NHKの番組ではないですが、今回、ちょっとした発見がありました。
私が古文書を読む勉強を再開したご褒美か、試練かわかりませんが、つい最近一族に関する古文書を1点発見しました。発見というと大げさで、親族はその存在をずっと前から知っていました。ただ、誰も興味を示さず継承してきたようで、両親もその存在を知りませんでした。
私の住んでいる田舎には、通称「御子神様」と呼ばれる氏神祭祀の講があります。地元に住んでいる同じ苗字の親族筋が集まり、交代で当番を務め、毎年12月の第1日曜日にお祭りを行っています。大げさな祭祀ではなく、お社に各家の代表者が集まり、般若心経を唱えるぐらいのことです。その後、当番家の家に集まって酒・食事をとり、当番の引き継ぎをして解散する。これが、一連の流れです。
私は何年も実家を離れていたので、どんなものかよくわからなかったのですが、今年はその当番に当たっていて、いろいろと準備をしなければなりませんでした。これまでは両親がその準備に当たっていたのですが、父親の体調が優れないので、代わりに私がその祭に初めて参加したというわけです。その年の当番になった家には、前年の当番家から参加者の名簿などが引き渡されるのですが、そのファイルの中に江戸時代の書付があったのです。
古文書を読むよい練習になると思って読んでみたのですが、これがさっぱりわかりません。言い訳になるのですが、くずし字を読むのがそもそも久しぶりですし、江戸時代の古文書を読んだ経験がほとんどないので、困り果てています。ひょっとすると、地元の『市史』にでも翻刻されているのではないかと思って確認してみたのですが、残念ながら掲載されていませんでした。よって、新出史料ということになります。
とある田舎の氏神祭祀の掟書なので、「新出史料発見!」なんて言うのはかなりおこがましいですが、これも何かの縁だと思い、掲載してみます。何かの機会があれば、古文書に詳しい方に読んでいただこうかと思っています。このブログをご覧になられている方のご意見もお聞きしたいです。