三六 毛利氏奉行人連署奉書(折紙)
(楽)
沼田覚音寺」於二内外当検」百石之地一、可レ被二付」遣一候条、可レ有二御」
(佐世元嘉)
配当一候、委細者」石州御存之前候、」恐々謹言、
(榎本)(大)
榎中太
三月廿九日 元吉(花押)
(二宮)
二信
就辰(花押)
(堅田)
堅兵少
元慶(花押)
(福原)
福式少
廣俊(花押)
「書き下し文」
沼田楽音寺内外当検百石の地に於いて、付け遣はさるべき条、御配当有るべく候ふ、委細は石州御存じの前に候ふ、恐々謹言、
「解釈」
沼田楽音寺の内外で検地した百石の地を、そちら(楽音寺)に給付なさるはずの件ですが、きっとご配分になるはずです。詳細は佐世石見守元嘉がご存知であります。以上、謹んで申し上げます。
*「御存之前」の読み方、解釈がまったくわかりませんでした。