周梨槃特のブログ

史料紹介という修行

米山寺文書9(完)

    九 小早川泰雲隆景寄進往生講式装束目録写

 

     往生講式粧束

              (運慶)   (作)

 一仏面 八枚      但うんけひのさく

 一飛行 六ツ      〈但縫はく」悉皆御内様并御局施入〉

 一はたきぬ六ツ     うす紅梅うらせんし

 一天童のはたきぬ貳ツ  〈但縫はく裏同」内壹ツ縫はく施主」

              御内様并はくゑ壹ツ御局施入〉

              (紅)

 一裳  六ツ      但へにしゝら

 一袈裟 六ツ      惣地紋しやひれ縫はく

 一旗  八ツ      惣地唐錦足しやへに

 一幡竿 貳本      付龍頭貳ツ

 一帯  六筋      但はくゑ

 一天童之腰帯貳ツ    〈但縫はく」御内様施入〉

 一帽子 八ツ      但うす紅梅

 一打敷 壹ツ      〈惣金欄裏せんし」中之鏡之金欄施入御内様〉

 一水引 壹ツ      茜裏右同

 一鞨鼓 壹ツ      〈但惣金付撥貳ツ〉

 一光  六ツ

 一かつき 壹ツ

 一せこ 壹ツ 付はち壹ツ

 一ゆかけ 八ツ

 一襪子 八ツ

 一蓮華 貳ツ

 一荷  壹ツ

 一柄香爐壹ツ

                       (1596)

 一行者 一躰      〈隆景公木像之裏ニ」文禄五年丙申二月十五日〉

 右之前、改古新寄進

 小早川中納言隆景号泰雲紹閑

     渡申所如件、

                  包久次郎兵衛

                  正 岡 休 意

                  河井惣右衛門

 

*書き下し文・解釈は省略。

 

 

 「注釈」

「縫箔」

 ─衣服などの模様の縫い取りに金糸または銀糸をまじえること。あるいは、刺繍(ししゅう)をし、金銀の箔を押すこと。また、そのように装飾された衣(『精選版 日本国語大辞典https://kotobank.jp/word/縫箔-593924)。