周梨槃特のブログ

史料紹介という修行

仏通寺文書29

    二九 連行次郎右衛門抱分散田坪付同作人帳

 

(端裏書)

 「連行次郎右衛門抱分散田坪付同作人帳」

   連行次郎右衛門抱分散田坪付同作人帳

四段之内 一段八斗   八フコモ一枚  山枡五合充各 連行六郎次郎

一ツ町  一段六斗  ヒ子コモ一枚  山枡五合       同四郎右衛門

梨子木田 一段四斗   四フコモ    同前            同次郎兵衛

土居之内 一反六斗     ヒ子コモ     同前    同四郎兵衛

大田   一段七斗  八フコモ    同前    国宗九郎右衛門

梨子木田 一段六斗   ヒ子コモ    同前    守近六郎左衛門

柳カ坪  一段五斗五升六フコモ     同前    同次郎太郎

同坪   小 三斗  四フコモ    同前    同作人

長町   一反五斗  六フコモ    同前    守近□次郎左衛門

四反之口 一段七斗   八フコモ    同前     同三郎兵衛

同尻   一反七斗  八フコモ    同前     同五郎右衛門

前ノ堺地

[  ] 一反三斗五升四フコモ    同前     同新兵衛

   已上六石八斗也、本帳之年貢納分米此前欤、田数等巨細之事在本帳

                    一番納所

 (1496)

 明応五年〈丙辰〉二月十五日記之、     元喜(花押)

      (瑞華)

    住持継曇(花押)

 

*書き下し文・解釈は省略します。

 

 「注釈」

「八フコモ」

 ─八封薦・八節薦(やふごも)。編み目が八か所ある薦。また、編み目が多くある薦。神事に敷き物として用いたもの(『日本国語大辞典』)。その他の「四フコモ」「六フコモ」の読み方はわからないが、それぞれ編み目が四箇所、六箇所あるものを指すか。「コモ」は公事だったと考えられます。

 

「ヒ子コモ」

 ─未詳。「ヒ子」を「ひね」と読み、「陳」という漢字を当てるなら、「陳」には「古くなること。売れ残ること。また、そのもの」という意味があるので(『日本国語大辞典』)、「古い筵」という意味になるかもしれません。