周梨槃特のブログ

史料紹介という修行

2018-07-22から1日間の記事一覧

神の姿を見るタブー

応永二十六年(一四一九)六月二十五日条 (『看聞日記』1─284頁) 廿五日、晴、 (中略) 抑大唐蜂起事有沙汰云々、出雲大社震動流血云々、又西宮荒夷宮震動、又軍兵数十 騎広田社ヨリ出テ東方へ行、其中ニ女騎之武者一人如大将云々、神人奉見之、其後 …

自死の中世史 24 ─中世の説話3─

「入水したる上人の事」『沙石集』巻第四ノ六 (『新編日本古典文学全集』52、小学館、2001) ある山寺に、上人あり。道心深くして、憂世に心をとどめず、急ぎ極楽へ参らんとおもひければ、入水して死なんとおもひ立ちて、同行を語らひて、舟を用意し…

自死の中世史 23 ─中世の説話2─

「或る女房、天王寺に参り、海に入る事」『発心集』第3─6 (三木紀人『現代語訳 方丈記 発心集 歎異抄』學燈社、2006) 鳥羽院の御時、ある宮腹に、母と女と同じ宮仕へする女房ありけり。年ごろへて後、此の女、母に先立ちてはかなくなりにけり。歎き…

自死の中世史 22 ─中世の説話1─

「或る禅師、補陀落山に詣づる事 付賀東上人の事」『発心集』第3─5 (三木紀人『現代語訳 方丈記発心集 歎異抄』學燈社、2006) 近く、讃岐の三位といふ人いまそかりけり。彼のめのとの男にて、年ごろ往生を願ふ入道ありけり。心に思ひけるやう、「此…

千葉文書4

四 小早川氏奉行人連署書状 (端裏捻封ウハ書) (景道) 「 磯兼左近大夫 井上又右衛門尉 神保五郎殿 まいる 春忠」 (賀茂郡) 貴所御愁訴之儀、遂二披露一候、於二黒瀬表一先五貫文可レ被レ成二御扶助一候、在所 之儀可レ被レ任二御賦一候、恐々謹言、 二…

千葉文書3

三 小早川隆景感状寫 (安藝) (晴賢) 去朔日當國佐西郡厳島陶陣山斬崩時、敵一人討二捕之一、粉骨之至尤神妙也、 仍感状如レ件、 (1555) 天文廿四年十月廿一日 隆景〈御書判〉 神保五郎殿 「書き下し文」 去んぬる朔日当国佐西郡厳島陶の陣の山を斬り崩…