周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

広島県史 古代中世資料編Ⅳ

三原城城壁文書21・22

二一 桂経五書状 (前闕) 「 御引合共あるへき事ニ候也 之由申候、左様被仰付て可然事ニ候する哉、但能々可被聞召合、重而可被成御定事 可然候する哉、於某元被尋聞傍御様可入事ニ候也子ニて、委細可被仰上之由可申 之旨候、 井五兵 桂経五 山十右 山九右 …

三原城城壁文書19・20

一九 鍋島信生書状(折紙)(断簡) 御下向つき早々罷出、可得貴意候処、御公用付而御普請不致[ 上候、恐惶謹言、 鍋嶋加賀守 九月三日 信生(花押) (後闕) 「書き下し文」 御下向つき早々に罷り出で、貴意を得べく候ふ処、御公用付けて御普請致さず〜?…

三原城城壁文書18

一八 小早川隆景書状(折紙) (前闕) 「 勿論岡山下着候、 一備中境依之いつもの雑説等申乱様候、兎ニ角ニ境目不慮難斗候、此節御油断 (福原) にてハ無勿体候、元春貞俊重畳被仰談[ 被仰付、銀子早々可被差出候、 (就長) 一惟五左書状に木原所より林…

三原城城壁文書17

一七 某書状(折紙) (前闕) 「 (宍戸) (山内) (安芸高田郡) 隆家よひ可申由得其心候、然とも隆通与風五龍下向候間、昨今之隙明差返可申之 由候間、今日ハ被罷出ましく候、隆通只々被罷下候事ハ、太以不可然儀と申事 候へとも、おさへて被罷下候、無…

三原城城壁文書16

一六 吉川仁保元棟書状(折紙) ]罷出之御事候之間、此段内々候、申頼存まいらせ候べく候、 以上、 ]事候、仍我等事、竹田殿御療治為可得御扶助、至三原ニ可罷上 之由、先日隆景様江致言上候之処、御懇被仰聞忝存候、近比乍御造作方角無案内之 御事ニ候之…

三原城城壁文書15

一五 毛利輝元書状(切紙) 萩酒到来候間、大樽壹進之候、御賞翫候者可為祝着候、恐々謹言、 右馬頭 六月廿八日 輝元(花押) (隆景) □□御宿所 「書き下し文」 萩酒到来し候ふ間、大樽一つ之を進らせ候ふ、御賞翫し候はば祝着たるべく候ふ、恐々謹言、 「…

三原城城壁文書14

一四 宮某書状(切紙) (逗留) (普請) 返々たまゝゝ此かた御とうりうにて候ニ、そこもと御ふしん御くつろきも 候ハて、さなから申しまいらせ候事にて候、かしく、 (昨日) きのふより後御そううけ給候ハす候、もしゝゝとの[ ]にもしの御はし事も 候ハ…

三原城城壁文書13

一三 宮某書状 ]申こしまいらせ候、御心やすかるへく候、文うけとり申候、 (逗留) 心へまいらせ候、我々事いつれも二三日ハとうりう申、御さうなをゝゝ うけたまはり候へく候、かしく、 (輝元様) (吉田) けさ御返事ミまいらせ候、てるもとさま御くた…

三原城城壁文書12

一二 毛利輝元書状 元太之儀頓落去候、誠御心遣御短息故候、大慶此事候、仍御太刀一腰御馬一疋令 進之候、表御祝儀計候、尚此者可申候、恐々謹言、 卯月六月 輝元(花押) 隆景 参 御陣所 「書き下し文」 元太の儀頓に落居し候ふ、誠に御心遣ひ・御短息の故…

三原城城壁文書10・11

一〇 小早川氏奉行人連署年貢残米書立状 (天) (去) □正九辛巳由宇郷御年貢段銭□辰之残米請遣方有御算用残物之事 米八百三拾五俵一斗六合 有之 (大) □豆四拾四俵一斗九舛八合 在之 米二拾六俵 銀子遣残にて 右書立如件、 (1582) (尊継) 〈天正十」…

三原城城壁文書9

九 毛利氏奉行人連署年貢免状 (端裏書) 「□□十〈壬午〉由宇川成御究」 (周防玖珂郡) 由宇郷天正十〈壬午〉秋崩河成永不当不除分 □□拾貳石九舛 永不六町六段大 現在棄 一五拾四貫八百九拾六文 南京 右之永不御代方〈夫銭」済銭〉棄 一百貳拾五石貳斗九舛…

三原城城壁文書8

八 小早川隆景書状 阿州十川所へ入国為祝儀使僧差渡可然之由、御内儀得其心候、此昇蔵主申付候 旨儀、被仰含可被差遣之候、馬太刀等之事従両人所可申候、将又判紙貳進之候、 書状調可被遣之候、就中小林方之事此節被差上度之条、先度申[ ]合力之事、 打渡…

三原城城壁文書6・7

六 某書状(断簡) (前闕) 「 茂□入候、隆景様吉田被成御出候ハヽ、私事茂則□参上候て」 (後闕) 「書き下し文」 茂□入り候ふ、隆景様吉田へ御出でに成られ候はば、私事茂則□参上し候ひて 「解釈」 茂□が入りました。小早川隆景様が吉田へおいでになられ…

三原城城壁文書5

五 某書状 (沙汰) (御座) けやきの儀、藤太左へも可被□□候之由尤候へく候ふ、只々松少な□□候事候間、 是ニ可有[ ]其事にて候、夜前も[ ]よのつねの勢力ならて[ ]才木上切 候事相成間敷候、就夫御覚悟入事事短束候、心移候条、名嶋三原作来年中停止…

三原城城壁文書4

四 某書状 (前闕) 「 第一為上使曽我常陸介一昨日爰許着候、彼是被仰聞儀共候、是又申談不叶儀候、兎角御出奉待候、 一元春之御事石州表警」 (後闕) 「書き下し文」 第一上使として曽我常陸介一昨日爰許に着き候ふ、彼是仰せ聞かせらるる儀ども候ふ、是…

三原城城壁文書3

三 某書状 (前闕) 「 得御意度事候、おか[ ]御返事待入候、将又御無心之事候へ共、町中短束申 候へ共、無御座候段、鈆江者壹二百目借申度候、恐々謹言、」 (後闕) 「書き下し文」 御意を得たき事候ふ、おか[ ]御返事を待ち入り候ふ、将又御無心の事…

三原城城壁文書1・2

【三原城城壁文書(県立三原高等学校所蔵)】 解題 本文書は三原城の城壁裏に貼られていたものであり、破損が著しい。この文書は楢崎氏と三原高等学校に分有されているが、この間の事情について、三原高等学校所蔵文書の奥書につぎのように記されている。 本…

豊町歴史民俗資料館所蔵多田文書6(完)

六 安芸国豊田郡安直村打渡坪付写 案文 芸州豊田郡安直村打渡坪付之事 能祖の内 さこ 一畠貳段 代六百卅文 民 部 同所 せいた 一畠壱段五畝 代四百五拾文 左近丞 同所 どうのもと 一屋鋪五畝 代四百文 同 人 同所 せいだのうしろ 一畠二畝 代六拾文 同 人 合…

豊町歴史民俗資料館所蔵多田文書5

五 安芸国豊田郡安直村打渡坪付写 芸州豊田郡安直村〈打渡」坪付〉 堂ノもと 清田 屋鋪五畝 代四百文 彦次郎 能祖迫 能祖ノ 畠二反 代六百文 民 部 以上米一石三舛 慶長五年(1600) 小方 二月十八日 太郎左衛門書判 三輪 加 賀 守書判 (蔵) 前田 加 賀 守…

豊町歴史民俗資料館所蔵多田文書4

四 備中国賀陽郡八田部郷内打渡坪付写 備中国賀陽郡八田部郷之内四貫文之地田畠坪付之事 一所田壹段 分四斗五升 国府与三右衛門抱 かうの 一所田貳拾五代 分貳斗 孫右衛門 一所田壹段卅代 分六斗四升 国府与三右衛門 清水之内 一所田壹段卅代 分五斗六升 勘…

豊町歴史民俗資料館所蔵多田文書3

三 小早川徳寿丸隆景吹挙状写 三郎左衛門尉所望之事、可レ令三吹二挙京都一之状如レ件、 (1544) 天文十三年十一月十八日 徳寿丸 多田助八殿 「書き下し文」 三郎左衛門尉所望のこと。京都に吹挙せしむべきの状件のごとし、 「解釈」 三郎左衛門尉を所望す…

豊町歴史民俗資料館所蔵多田文書2

二 小早川隆景充行状写 連々致二愁訴一候条、防州以二五ヶ所之内壹貫文一充行候、弥可レ抽二奉公忠儀一 事、可レ為二干要一者也、仍状如レ件、 (1535) 天文四年四月十六日 隆景書判 多田三郎左衛門とのへ 「書き下し文」 連々愁訴致し候ふ条、防州五ヶ所之…

豊町歴史民俗資料館所蔵多田文書1

解題 御手洗は近世「沖乗り航路」の港町として発達した町である。多田家は当地の豪商であり、近世から近代にかけての文書多数を蔵していた。その中に中世に遡りうる六通の文書の写があるのでこれを所収した。 いずれも多田家の中世末の状況を示すものである…

西福寺文書2(完)

二 沙弥円教施入摺仏墨書 為二権僧都定真後生善処一 願主沙弥円教 三十三体 (教) 為二沙弥証円後生善処施入一 願主沙弥円□ 三十三体 為二二親現当二世施入一 願主沙弥円教 三十三体 尊 為二僧重真○後生善処一 願主沙弥円教 卅三体 為二法界衆生平等利益一 …

西福寺文書1

解題 無住の小堂の中に聖観音立像一躯が安置されている。その背刳りの中には、紙片に摺った観音三百三十体が束ねてしまいこまれている。摺仏には施入の趣旨を記した墨書をもつものがある。また一部には、正慶元年(1332)の黒瀬村内海方検注帳などの紙背…

林善右衛門旧蔵文書1(完)

解題 林家は、江戸時代に賀茂郡風早村(安芸津町風早)の庄屋をつとめていた。 一 小早川隆景感状写 ○東大影写本ニヨル 息 (ヵ) 今度於二生楚一○式部丞立レ用候、此儀不便候処ニ、兄弟能助於二日名井一討死候、 打続如レ此儀無二是非一候、老後悲歎推察候…

仏通寺正法院文書10(完)

一〇 毛利氏奉行人書状(切紙) 被レ対二貳分内蔵助殿一御状并数通之御証文、令二披見一候、則遂二披露一候之 (二分内蔵助) 処、被二仰出一之旨候条、委細二蔵へ申渡候、於二我等一者少も不レ可レ有二疎略一 候、仍貳十疋送給候、吉悦之至候、猶重畳可二申…

仏通寺正法院文書9

九 小早川詮平安堵状(折紙) (緒) 当院領所之事、於二自今以後一、或号二下作職一、或号二自然之由所之地一、若至下 有二押妨之輩一者上、任二注進之旨一、堅可レ加二下知一候、以二此旨一全可レ有二 御裁判一之状如レ件、 (1540) 天文九年三月廿日 詮…

仏通寺正法院文書8

八 小早川興平充行状 (正法院) 当院之事、被三立二置惟三位牌一之條、聊不レ可レ存二等閑一候、依レ之本郷田中 給内田参段、依レ有二由緒一還二付之一、備後国杭荘社家方之内長楽寺等、為二 毎日霊供料一、令二新寄進一者也、永代無二懈怠一可レ被二勤備一…

仏通寺正法院文書7

七 仏通寺塔頭正法院領田地目録 (証判)(小早川興平)(真田敬賀) 「(花押)(花押)」 仏通寺塔頭正法院領田地目録 合 自二往古一買得分 源内林 (弘通) 一所 参段 各八斗代 〈本郷内 売主真田左京助」 康正元年乙亥十二月十三日〉 半迫 一所 壹段 八…