周梨槃特のブログ

史料紹介という修行

広島県史 古代中世資料編Ⅳ

蟇沼寺文書4

四 楽音寺座列次第規式 (端裏書) 「楽音寺座烈次第」 六円覚房 五明道房 五戒円房 四蓮乗房 四定月房 三乗円房 三法泉房 二乗性房 二心浄房 一明了房 一和尚 北東 南東 北西 南西 一寂蓮房 一道円房 二境妙房 二法乗房 三境乗房 三寂法房 四乗光房 四明静…

蟇沼寺文書3

三 某仏供米等注文 (前闕) 「 僧膳料 白米五斗 清酒三斗五舛分 乃米七斗 濁酒三斗五舛分 乃米三斗五舛 一二季彼御仏供一日分白米一舛宛 白米一斗四舛 一六月十八日講米 乃米二斗 一毎日御仏供一月分三舛宛 白米三斗六舛 一八月十六日 八幡御祭料物 御供料 …

蟇沼寺文書2

二 僧頼賢仏供米等注文 (前闕) 「 一二月十一月鎮祭両度御散米乃米六舛 已上白米一石七斗分 乃米二石一斗二舛五合 乃米一石七斗七舛 已上乃米三石八斗九舛五合 残五石九斗九舛一合 一畠四反已六舛代 所当二斗四舛 交分一斗六舛八合 延四斗八合已燈油也 一…

蟇沼寺文書1

解題 蟇沼寺は東禅寺の旧称である。本文書は弘安五年(1282)から至徳元年(1384)までの十四通からなっているが、鎌倉時代末期から南北朝期にかけての蟇沼寺に関するものを主体とし、楽音寺に関するもの五通が加わっている。 本文書は東禅寺文書と…

東禅寺文書19(完)

十九 東禅寺寺領注文 ○東大影写本ニヨル 定 東禅寺 所当米年貢等 小足 合 一 所当米四反上一石 吉書百六十八文 公事物 二斗八舛二合四舛 林代 二百文 一 畠二反 所当 麦二斗 大豆二斗 以上 池迫分 七 一 所当米二反小上■斗 吉書八十文 五 公事物 一斗八舛八…

東禅寺文書18

十八 弁海名内知行注文 弁海名内門田五反ハもとよりぬけ候、 一助太郎分田五段大 同人分 畠一段 屋敷一所 林〈屋奥」風呂奥〉 麻畠 以上失原殿御恩にて候、下地進候、 是ハ元道端持分内公事免ニて候、 一弥二郎作田一段半 畠一段半 一藤九郎作田一段六十歩 …

東禅寺文書17

十七 弁海名内不知行在所注文 (譲分ヵ) 弁海名内御[ ]之外又金剛坊不知行之在処之分 一田一段 柳坪末松殿知行 一田半 堀田末松十郎二郎知行 一畠一段 田九十歩 味原末松道玖知行 一林一所 味原末松道玖知行 一林一所 神迫末松十郎二郎知行 一小林一所 小…

東禅寺文書16

十六 弁海名内年貢注文 (端裏書) 「小足」 弁海名一丁九反三百歩内 船木村〈只神田」除一段〉一丁六反三百歩〈赤三百卅歩」損六反小十歩」辻損 一反〉 尾原村 二段〈不六十歩」損小〉 以上一丁八段三百歩 損不二反百十歩 一斗二舛五合上分〈代一舛九合五夕…

東禅寺文書15

十五 弁海名内私注文 (端裏書) 「弁海名田職事」 弁海名内私注文 道光分 道教跡 六百 六百 除 屋敷一所 上士前田 一段 同大町 神田町三 コウ屋岡田一段 油木坪畠一反 弥二郎作田一貫一反半 同作畠 一反半 石町田小五百 同田九十歩五百 林一所神迫 味原半分…

東禅寺文書14

十四 弁海名名主職知行注文 (端裏書) 「名主職之内」 三分二ノ公事足ハ失原殿給分助太郎分 弁海名内 三分一ノ公事足ハ九郎大夫持て候 御公事足之外ニ和気知行候之名主職内ぬけ候分 田一段〈御代管分とて」末松殿知行〉 畠一段〈名主のさたし候鳥銭桑代花 …

東禅寺文書13

十三 弁海名主職知行注文 一弁海御公事足之外名主職よりもとさた仕候分 料足二貫文領家公領 米九斗〈地頭年貢」是ハ失原殿給分いまは無そく〉 小公事物代 (矢ヵ) 桑代花代鳥銭等以上二百文是も失原殿とられ候 文料麦四舛 大豆二舛 道祐方へ調候 以上名子分…

東禅寺文書12

十二 賢阿譲状 譲与 梨子羽郷南方弁海名内田畠林屋敷并下人雑具等事 合 左衛門五郎 一所田四段 〈額坪大道ヨリ上」弥六作まて〉 一所田貳段 横田 一所田参段 羽坂地頭御門田五段内 上ノヨリ 一神田内自屋敷前助太郎作ノ上まて三とほり 但三分二定 一助太郎作…

東禅寺文書11

十一 小早川隆景書状 (安芸) 為二厳島節分一、為二名代一有二社参一、御祈念憑入候、委細従二両人一所レ可レ申レ 候、恐々謹言、 極月廿六日 隆景(花押) (捻封ウハ書) 「 左衛 東禅寺 まいる 隆景」 「書き下し文」 厳島節分のため、名代として社参有…

東禅寺文書10

十 小早川興景申渡状 依二蟇沼寺一四分一之儀、度々蒙レ仰分特寄進状披見候、更以雖下不レ及二分別一 候上、貴僧之儀者、別而御辛労事候条、為二其賞一、向後者四百疋之内百疋合力 申候之間、三百疋御納専一候、弥祈念之儀可レ為二肝心一之状如レ件、 (1535…

東禅寺文書9

九 茂義打渡状 正月十三日御礼二月十二日到来、委細承候了、 抑梨子羽郷内乃力名公方御年貢等、御二寄進蟇沼寺一之由、先以目出存候、如二 此事一仏陀御寄進之上、公私御祈祷候之間、急速打渡候了、其子細定被二注進一候 欤、恐々謹言、 二月十七日 少尉茂義…

東禅寺文書8

八 小早川弘景寄進状 東禅寺御寺領段銭之事、権律師増威御一期之間、奉二為年始歳末之愛染供一 寄進者也、如レ此申定候上者、雖二公方之儀一不レ可レ有二違乱一候、然者子孫長久 奉レ憑二御祈祷一候也、恐々敬白、 寛正五(1464) 十二月十五日 弘景(花押)…

東禅寺文書7

七 僧頼信譲状并小早川弘景証判 譲与 (職) 梨子羽郷内南方楽音寺東禅寺并一宮学頭識事 右、於二彼両寺并一宮学頭識一者、依レ為二重代相伝之住持識一、相二副代々御判 (寄) 并寺家奇進之重書等一、所三譲二与弟子頼春一明鏡也、仍有レ限寺役等、任二先例…

東禅寺文書6

六 小早川仲義寄進状 (端裏書) 「竹原殿安芸四郎仲義寄進状号天[ ] 当寺院主頼真」 奉二寄進一 羽 安芸国沼田庄梨子○郷 東禅寺椎鐘免事 合田貳段者〈梨子羽郷南方太郎丸名内」坪者六郎丸垣内二段〉 右意趣者、奉二為天地長久 国土泰平一、永代奉二寄進一…

東禅寺文書5

五 小早川仲好安堵料足免状 (継) (堵) 安芸国沼田庄梨子羽郷南方内蟇沼寺院主職繾目安緒料足事 右、於二彼安堵料足一者、自二往古一雖レ令レ致二其沙汰一、依レ有二各別宿願一、 自二仲好代始一而至二子々孫々一、所レ令三停二止之一者也、不レ可レ有二…

東禅寺文書4

四 小早川仲義充行状 (端裏書) 「竹原殿仲義 御判」 充行 (院) 梨子羽郷南方内王子員主職事 右、蟇沼寺之為二末寺一之条、代々無二相違一之処、聊転変刻彼員主職雖レ被レ改、 如レ元本寺へ所レ被二返付一也、於二員主職一者、沼部僧令二領知一、有レ限寺…

東禅寺文書3

三 預所橘朝臣契状 (端裏書) (作) 「蟇沼寄進契約状 暦応三〈庚辰〉正十一 美作前司殿 上⬜︎分」 (安芸豊田郷) 契約 沼田庄梨子羽郷内蟇沼寺寄進事 右、捧二宝治二年之寄進状一、賢祐寂仏来善乃力寄進之事歎申間、任二彼状一令二 下知一畢、仍頼慶者出…

東禅寺文書2

二 預所橘朝臣寄進状 奉二寄進一 (豊田郡) 安芸国沼田庄梨子羽郷内蟇沼寺〈今者」号二東禅寺一〉修理料所寂仏来善乃力名事 右当寺者、為二十一面観世音尊像一霊験是新也、而炎上之後、久不レ終二土木功一之 旨、依レ被二聞食及一、且任二宝治二季寄進状之…

東禅寺文書1

【東禅寺文書】 解題 当寺は真言宗の古刹で、行基開基と伝えている。沼田庄内で、この寺と関係の深かった楽音寺や弁海神社の近くに所在している。旧名を蟇沼寺というが、暦応四年(1341)の沼田庄の預所橘朝臣寄進状に「蟇沼寺今者号東禅寺」と見えるか…

楽音寺文書60 その3(完)

六〇 安芸国沼田庄楽音寺略縁起写 その3 *『広島県史』の読点の打ち方を変更したところがあります。 天子下問曰賊徒之為レ似レ何也、対曰殆非二人倫一如二鬼神一已、帝曰夫如二鬼神一 則以二仏力一可レ闘也、卿再征補二前敗之咎一、倫実弥感二医王之霊験一…

楽音寺文書60 その2

六〇 安芸国沼田庄楽音寺略縁起写 その2 *『広島県史』の読点の打ち方を変更したところがあります。 純友此時據二備前州釜島城一、妨二往来之船一奪二運送之資一、倫実率二官軍一攻二 釜嶌一尽レ力闘戦賊勢熾盛官軍敗積、或打二落海底一或斬二倒船中一、倫…

楽音寺文書60 その1

六〇 安芸国沼田庄楽音寺略縁起写 その1 *『広島県史』の読点の打ち方を変更したところがあります。 安芸国沼田庄楽音寺縁起 歓喜山楽音寺奉二 朱雀帝詔一志度司〈藤原」倫実〉所レ建之精舎也、扇二毘首羯磨 〔絵〕 (平)(藤原)(云脱) 風一稽二文会之…

楽音寺文書59 その6(終)

五九 安芸国沼田庄楽音寺縁起絵巻写 その6 *送り仮名・返り点は、『県史』に記載されているものをそのまま記しています。ただし、大部分の旧字・異体字は常用漢字で記載しました。本文が長いので、6つのパーツに分けて紹介していきます。 この縁起の研究…

楽音寺文書59 その5

五九 安芸国沼田庄楽音寺縁起絵巻写 その5 *送り仮名・返り点は、『県史』に記載されているものをそのまま記しています。ただし、大部分の旧字・異体字は常用漢字で記載しました。本文が長いので、6つのパーツに分けて紹介していきます。 この縁起の研究…

楽音寺文書59 その4

五九 安芸国沼田庄楽音寺縁起絵巻写 その4 *送り仮名・返り点は、『県史』に記載されているものをそのまま記しています。ただし、大部分の旧字・異体字は常用漢字で記載しました。本文が長いので、6つのパーツに分けて紹介していきます。 この縁起の研究…

楽音寺文書59 その3

五九 安芸国沼田庄楽音寺縁起絵巻写 その3 *送り仮名・返り点は、『県史』に記載されているものをそのまま記しています。ただし、大部分の旧字・異体字は常用漢字で記載しました。本文が長いので、6つのパーツに分けて紹介していきます。 この縁起の研究…