田中文書(完)
三 小早川隆景書状寫 猶々一二ヶ条、次而なから此者申聞候、可レ有二分別一事干要ニ候、 其方數年之忠儀辛労之段、誠ニ無二比類一候、内々雖下無二忘却一候上、あまり心安 思候て、無二申聞儀一候、弥別而大小事及レ心長久可二相替一事干要ニ候、然間焼山 之…
二 豊臣氏奉行人連署書状(切紙) 従二 関白様之御使丹羽五平次殿歸朝候一、人數拾九人小荷駄壹疋さきゝゝ送之 儀、被レ入二御念一使夫ニ可レ有二御申付一候、五平次殿乗馬并小荷駄等之儀、 さきゝゝの城迄、御馳走肝要候、恐々謹言、 増田右衛門尉 二月二日…
解題 田中氏は長浜の神職をつとめる。本文書の伝来関係については明らかでない。 一 豊臣氏奉行連署書状(切紙) ◯以下三通ハ、東大影寫本ニヨル 其方御代官所此方ゟ、近年者以二金銀米一被二召置一候へ共、自今以後者公用にて、 百姓於レ被二取納一、可レ有…