周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

楽音寺文書34

三四 小早川又鶴丸〈繁平〉判物 就二若宮経免之儀一蒙レ仰候、」得二其心一候、任二先判一可レ有二御知行一候、」 於二諸役等一者可レ為レ如二手次一候、猶」委細年寄共可レ申候也、仍而」状 如レ件、 天文十七(1548) 十一月十六日 又鶴丸 法持院まいる 御…

楽音寺文書33

三三 小早川興景判物 楽音寺法持院拘分東村」之内教市名納所之事、如二」前々頼義手次一、以二壹貫 六」百六拾文在所一候之間、此前」有二校量一、長久被二其調一可レ」有二知行一候、 人足四分一、是又」其懃専要候、弥以二此旨一祈」念頼入之状如レ件、 (…

楽音寺文書32

三二 小早川興平書状 若宮経免朝日田事、先規」御拘之由、証文旨得二其心一候、然」間以二其筋目一致二 契約一候上者、」全可レ有二御知行一候、社役等」儀聊無二怠慢一御祈念肝」要 候、恐々謹言、 六月廿七日 興平(花押) 法持院 進覧候 「書き下し文」 …

熱してもお湯にならない水 (Water that does not warm when heated)

応永三十四年(1427)八月十日条 (『満済准后日記』上─444頁) 十日。晴。(中略) 宝池院自去五日歓喜天供始行。今暁結願云々。被相語云。結願沐浴ノ為多羅ニ入 水如常居火上温処。此水更ニ不温。余ノ不審ノ故。多羅ノ中ヲ見処ニ。塵ノ様 ナル物二…

『アジアの聖と賤』

野間宏・沖浦和光『アジアの聖と賤』人文書院、1983年 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 P22 ヒンズー教では牛の糞は、むしろ非常に聖なるもので、汚れを取り除く力があるとされているんです…

楽音寺文書31

三一 小早川熙景寄進状 (端裏書) 「結縁汀免鹿田原寄進状 梨子羽殿」 奉二寄進一 楽音寺結縁灌頂免田事 右彼法事者、先祖以来代々」檀越并有縁無縁之衆生、為二善根」結縁一、於二当寺一 毎年不レ闕二結縁汀一」可二勤修一旨、依レ勧二頼春法印一、為二仏…

楽音寺文書30 ─室町時代の植林─

三〇 祐明山林返進状 (豊田郡) 梨子羽郷南方内一宮領六町の」山林の事 右彼山林ハ、もと一の御ミやの御きしん」のうちたりといへとも、中比木なん とも」なく候しほとに、あつかり申候て、かたの」ことく、木をもそたて候ぬ、 (得分) それニよりて、」少…

楽音寺文書29

二九 小早川頼平寄進状 奉二寄進一 楽音寺四季大般若経免田 事 合壹町貳段者横枕前中坪 右為三 聖朝安穏天下太平民屋」豊稔万民快楽頼平心中所願皆」令二満足一、所二 寄進一如レ件、 (1333) 元弘三年五月廿二日 民部丞平頼平 (花押) 「書き下し文」 寄…