周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

三原城城壁文書19・20

一九 鍋島信生書状(折紙)(断簡) 御下向つき早々罷出、可得貴意候処、御公用付而御普請不致[ 上候、恐惶謹言、 鍋嶋加賀守 九月三日 信生(花押) (後闕) 「書き下し文」 御下向つき早々に罷り出で、貴意を得べく候ふ処、御公用付けて御普請致さず〜?…

声はすれども姿は見えず

長禄二年(1458)十二月一日条 (『経覚私要鈔』4─106頁) 朔日、乙卯、霽、寒風超過者也、(中略) 一去廿七日玉手大宿所ニ有酒宴、五更時分事終了、其刻五十人計声ニテ切入、 多分醉臥之間、少々起合処無殊事之間、成不思儀〔議〕思、神慮難量之由…

三原城城壁文書18

一八 小早川隆景書状(折紙) (前闕) 「 勿論岡山下着候、 一備中境依之いつもの雑説等申乱様候、兎ニ角ニ境目不慮難斗候、此節御油断 (福原) にてハ無勿体候、元春貞俊重畳被仰談[ 被仰付、銀子早々可被差出候、 (就長) 一惟五左書状に木原所より林…

三原城城壁文書17

一七 某書状(折紙) (前闕) 「 (宍戸) (山内) (安芸高田郡) 隆家よひ可申由得其心候、然とも隆通与風五龍下向候間、昨今之隙明差返可申之 由候間、今日ハ被罷出ましく候、隆通只々被罷下候事ハ、太以不可然儀と申事 候へとも、おさへて被罷下候、無…

三原城城壁文書16

一六 吉川仁保元棟書状(折紙) ]罷出之御事候之間、此段内々候、申頼存まいらせ候べく候、 以上、 ]事候、仍我等事、竹田殿御療治為可得御扶助、至三原ニ可罷上 之由、先日隆景様江致言上候之処、御懇被仰聞忝存候、近比乍御造作方角無案内之 御事ニ候之…

三原城城壁文書15

一五 毛利輝元書状(切紙) 萩酒到来候間、大樽壹進之候、御賞翫候者可為祝着候、恐々謹言、 右馬頭 六月廿八日 輝元(花押) (隆景) □□御宿所 「書き下し文」 萩酒到来し候ふ間、大樽一つ之を進らせ候ふ、御賞翫し候はば祝着たるべく候ふ、恐々謹言、 「…

とある解答例

2015年 北海道教育大 外国人留学生 子ども観は、第三者の科学的研究の結果を当てはめるのではなく、子どもと親しく交わる人によって発見される。大人としての考えに固着せず、子どもが行為を通して語ることに、素直に耳を傾けることが必要だ。また、子ど…

ブラックなパレード 〜中世儀礼の強制力〜

【史料1】 長禄二年(1458)七月二十五日条 (『大乗院寺社雑事記』1─440頁) 廿五日 一室町殿義─政 御拜賀、扈従公卿 (中略) (語) 一九条大納言殿御共三条実文朝臣、於殿中腹気子細在之、言悟道断次第、 先代未聞事云々、 「書き下し文」 一つ…

三原城城壁文書14

一四 宮某書状(切紙) (逗留) (普請) 返々たまゝゝ此かた御とうりうにて候ニ、そこもと御ふしん御くつろきも 候ハて、さなから申しまいらせ候事にて候、かしく、 (昨日) きのふより後御そううけ給候ハす候、もしゝゝとの[ ]にもしの御はし事も 候ハ…

三原城城壁文書13

一三 宮某書状 ]申こしまいらせ候、御心やすかるへく候、文うけとり申候、 (逗留) 心へまいらせ候、我々事いつれも二三日ハとうりう申、御さうなをゝゝ うけたまはり候へく候、かしく、 (輝元様) (吉田) けさ御返事ミまいらせ候、てるもとさま御くた…

三原城城壁文書12

一二 毛利輝元書状 元太之儀頓落去候、誠御心遣御短息故候、大慶此事候、仍御太刀一腰御馬一疋令 進之候、表御祝儀計候、尚此者可申候、恐々謹言、 卯月六月 輝元(花押) 隆景 参 御陣所 「書き下し文」 元太の儀頓に落居し候ふ、誠に御心遣ひ・御短息の故…

三原城城壁文書10・11

一〇 小早川氏奉行人連署年貢残米書立状 (天) (去) □正九辛巳由宇郷御年貢段銭□辰之残米請遣方有御算用残物之事 米八百三拾五俵一斗六合 有之 (大) □豆四拾四俵一斗九舛八合 在之 米二拾六俵 銀子遣残にて 右書立如件、 (1582) (尊継) 〈天正十」…

鹿の嘆き

長禄二年(1458)五月二十九日条 (『経覚私要鈔』4─25頁) 廿九日、乙卯、霽、 (懐英) 北面賢春法師来語云、於社頭大宮殿後辺、神鹿事外臥之間、神人等走出見之処、 テン鹿ノヒタヰニ食付、依之臥欤間打放了、然而於鹿死云々、希代不思儀也、 〔奇…

三原城城壁文書9

九 毛利氏奉行人連署年貢免状 (端裏書) 「□□十〈壬午〉由宇川成御究」 (周防玖珂郡) 由宇郷天正十〈壬午〉秋崩河成永不当不除分 □□拾貳石九舛 永不六町六段大 現在棄 一五拾四貫八百九拾六文 南京 右之永不御代方〈夫銭」済銭〉棄 一百貳拾五石貳斗九舛…

三原城城壁文書8

八 小早川隆景書状 阿州十川所へ入国為祝儀使僧差渡可然之由、御内儀得其心候、此昇蔵主申付候 旨儀、被仰含可被差遣之候、馬太刀等之事従両人所可申候、将又判紙貳進之候、 書状調可被遣之候、就中小林方之事此節被差上度之条、先度申[ ]合力之事、 打渡…

三原城城壁文書6・7

六 某書状(断簡) (前闕) 「 茂□入候、隆景様吉田被成御出候ハヽ、私事茂則□参上候て」 (後闕) 「書き下し文」 茂□入り候ふ、隆景様吉田へ御出でに成られ候はば、私事茂則□参上し候ひて 「解釈」 茂□が入りました。小早川隆景様が吉田へおいでになられ…

三原城城壁文書5

五 某書状 (沙汰) (御座) けやきの儀、藤太左へも可被□□候之由尤候へく候ふ、只々松少な□□候事候間、 是ニ可有[ ]其事にて候、夜前も[ ]よのつねの勢力ならて[ ]才木上切 候事相成間敷候、就夫御覚悟入事事短束候、心移候条、名嶋三原作来年中停止…

三原城城壁文書4

四 某書状 (前闕) 「 第一為上使曽我常陸介一昨日爰許着候、彼是被仰聞儀共候、是又申談不叶儀候、兎角御出奉待候、 一元春之御事石州表警」 (後闕) 「書き下し文」 第一上使として曽我常陸介一昨日爰許に着き候ふ、彼是仰せ聞かせらるる儀ども候ふ、是…

バケモノの単位

「妖怪 サルイタチ」 康正三年(1457)六月十三日条 (『経覚私要鈔』3─204頁) 十三日 乙巳、霽、(中略) 一去月廿八日男山八幡宝殿人五六人も取合音為之間、告社僧開見之処、カホハ猿、 〔互ニヵ〕 身ハイタチノ如ナル者二人□□食合死了云々、希代…

三原城城壁文書3

三 某書状 (前闕) 「 得御意度事候、おか[ ]御返事待入候、将又御無心之事候へ共、町中短束申 候へ共、無御座候段、鈆江者壹二百目借申度候、恐々謹言、」 (後闕) 「書き下し文」 御意を得たき事候ふ、おか[ ]御返事を待ち入り候ふ、将又御無心の事…

三原城城壁文書1・2

【三原城城壁文書(県立三原高等学校所蔵)】 解題 本文書は三原城の城壁裏に貼られていたものであり、破損が著しい。この文書は楢崎氏と三原高等学校に分有されているが、この間の事情について、三原高等学校所蔵文書の奥書につぎのように記されている。 本…

とある解答例

二〇一四年 神戸大・前期 第1問 『〈装うこと〉の倫理』(80点) 問1 漢字問題(2点×5=10点) ⒜憂 ⒝紡 ⒞銘記 ⒟糧 ⒠悲惨 問2 内容説明問題(14点) 身体の装いは、②」他者の関心と意味づけを誘導・制御することで、④」得体のしれない他者の主観的…

とある解答例

二〇一三年 東大・前期解答 第1問 「ランボーの詩の翻訳について」(40点) 問1 内容説明問題(6点) 文学作品が言表しようとする内容は、②」その表現方法や形態と一体化して伝わるものであるため、②」内容面だけを取り出すことはできないから。②」(6…

とある解答例

二〇一二年 東大・前期解答 第1問 『意識は実在しない』(40点) 問1 内容説明問題(6点) (実在する)微粒子と法則からなる、①」無意味で無情な物理的自然(客観的世界)と、②」それを心(身体器官)が感受して意味づけ秩序づけた主観的表象(知覚世…

とある解答例

二〇一一年 神戸大・前期 第1問 藤田省三「ナルシズムからの脱却」(80点) 問1 漢字問題(2点×5=10点) ⒜貫徹 ⒝痛烈 ⒞勘定 ⒟脅威 ⒠余儀 問2 内容説明問題(14点) 大量に生産し流通し消費する社会では、③」具体的な物と対面する関係が失われて…

とある解答例

二〇一〇年 神戸大・前期解答 第1問 『人間の社会にとって家族は必要か?』(80点) 問1 漢字問題(2点×5) ⒜ 衰退 ⒝ 様相 ⒞ 速 ⒟ 帰依 ⒠ 交錯 問2 内容説明問題(15点) 近代家族の親密性は、③」西洋近代に登場した②」夫婦相互と親子の愛情という…

とある解答例

二〇〇九年 神戸大・前期解答 第1問 『詩と権力のあいだ』(80点) 問1 漢字問題(2点×5) ⒜ 配置 ⒝ 収拾 ⒞ 疲弊 ⒟ 逸脱 ⒠ 絡 問2 内容説明問題(20点) デモクラシーの権力を保証する合意は③」匿名の得票数によって決まり、③」無数の力関係のなか…

とある解答例

二〇〇四年 神戸大・前期解答 第1問 『時間の身振り学』(80点) 問1 漢字問題(2点×5) ⒜ 固執 ⒝ 凝縮 ⒞ 朽 ⒟ 動揺 ⒠ 随意 問2 内容説明問題(8点) 移ろいゆく①」日常の時間の中に、②」超日常的な①」永遠の時間を②」想起させること。②」(33字)…

とある解答例

二〇〇三年 京大文系前期 第1問 渡辺一夫「書籍について」 問1 内容説明問題(6行・180字問題/10点) 「眼光紙背に徹する」というように、①」一冊の本を読了したときに、①」読み残しなどなくすべてを理解し尽くすことができる人々とは異なり、②」自…

とある解答例

2016年 北大・歯学部・推薦 問1 実験用の成熟ネズミが摂取した重窒素はエネルギー源として燃やされ、その燃えかすに含まれる重窒素はすべて尿中に出現するというシェーンハイマーの予想は、与えられた重窒素の56.5%が身体を構成するタンパク質の中に取り込…