周梨槃特のブログ

史料紹介という修行

仏通寺住持記 その19

「仏通寺住持記」 その19 四月廿八日改 (1469) 文明己丑 祥雲派 (記)「四月廿四日 雲中祥沢禅師 嗣覚隠 侍真 通満 納所 祥瑞 竹原帰陣」 祖堂有位牌 向上 妙寿書記 〈塔主」祥〉浩蔵主 維那 仙蔵司 二 庚寅 慈雲派 実中再住 侍真 ホウキク 納所 周椿 …

猿沢池のシシガミ様

延徳二年(1490)七月十二日条 (『大乗院寺社雑事記』9─447頁) 十二日 (中略) 引剥也 一於猿沢池中恣人三人召取之、二人ハ則死、不吉々々、先日鹿一疋 (盗) 白布ヲ一反角ニ懸テ、池中ニ数剋立了、不思儀且如何、 「書き下し文」 一つ、猿沢池…

仏通寺住持記 その18

「仏通寺住持記」 その18 二月廿八日改 (1466) 文正丙戌 大慈派 月洲祖心禅師宗綱嗣 侍真慈継書記 納所 智縁 向上 月海宗印 塔主 善的 観白 全灯 維那 寿松 鎮守右辺塔造立、願主肯心派浄善、一重而廃壊矣、時代不レ審 (導) 三月十三日真田福海乾徳居…

仏通寺住持記 その17

「仏通寺住持記」 その17 (1460) 寛正庚辰 十二月廿一日改 昔楼鐘鋳レ之七月廿九日 十月廿日一咲和尚示寂歳七十八 自秋的当住 〈納所」長松派〉智源 二 辛巳 三 壬午 (記)「永徳派番」 (記)「納所聖珉」 四 癸未 幻観庵主住 〈直弟、祥雲派番 納所祥…

仏通寺住持記 その16

「仏通寺住持記」 その16 (1449) 宝徳己巳 七月廿八日改 二 庚午 秋的当住 丹後右谷荘厳寺 建国寺派 庵堂上葺棟札有之 三 辛未 千畝住 正月十七日二分親平 〈長松派」典座〉慈延 (記ナシ) 射レ的 「智厳」 七月廿五日改 (1452) (記)「三住」 (記…

キレイ?な現象 その7(未完)

福山城 2022.11.8 クリーク 愛媛県今治市大三島町宮浦「安神山」 カワセミ

周梨槃特の巨木コレクション その5(未完)

広島県三次市甲奴町小童「武塔神社のケヤキ」 岡山県真庭市上中津井「高岡神社の平安杉」 岡山県苫田郡鏡野町大町「大町の西条柿」 岡山県津山市一宮「美作一宮中山神社 祝木のケヤキ」 岡山県加賀郡吉備中央町上加茂字奥谷「奥谷の流れ柿」 岡山県加賀郡吉…

仏通寺住持記 その15

「仏通寺住持記」 その15 (記)「再住歟」今之庫裡立四月廿五日開堂 (1447) 四 丁卯 一咲住○今年仏殿上棟 納所聖仙 * 〈九月廿八日輪」番以二一回一為レ」期、数者十番也〉 政所真田石見守桂叟宝昌於二摂州有馬温泉一逝去、十月十四日也、其嗣子 兵庫…

自殺の中世史3─21 〜神罰による発狂、そして自殺未遂へ〜

永享二年(1430)一月二十五日条 (『満済准后日記』下─127頁) 廿五日。晴。於室町殿恒例禅僧長老御召請時点心在之。未初歟畠山風流驚目了。 (中略)細川上総入道〈備中」守護。〉風流之間於私宿所自害云々。凡旧冬 以来心神狂乱。仍正月一日以来不…

仏通寺住持記 その14

「仏通寺住持記」 その14 (1442) 二 壬戌 *三 癸亥 厳仲住 〈文安四年輪番評定之所有二前住一、故記二于此一〉 (頭注) 「上元畢」 (ママ) 文安甲子 二月五日改元、三月四日含暉仏殿達磨大権安置、 *中元始 作桑門本清 十二月廿六日為祈願寺畠山沙…

仏通寺住持記 その13

「仏通寺住持記」 その13 二月十七日改 (1441) *嘉吉辛酉 覚隠住 〈于レ時八旬又一、今僧堂上棟三月五日 大工氏守、施主信元〉 称仏通祈願 千畝住丹金 大通三十三回 (記)「并下馬札下ル」 護国禅寺 十二月廿一日為祈願寺○ 有東昇院住持記 (記)「六…

仏通寺住持記 その12

「仏通寺住持記」 その12 (1434) 六 甲寅 四月十八日、真田心智之妻理貞大姉死去 七 乙卯 千畝住 真田俊英心智滅二月九日、名乗定久 職替二于家弟石見守桂叟一 八 丙辰 当寺回録(記)「歟」 納所幻観庵主 一咲住二于丹金一 (記)「再歟」 〈当年八月迄…

山伏の秘術

文明十七年(1485)五月十五日条 (『大乗院寺社雑事記』8─302頁) 十五日 雨下、自日中晴、 (中略) 一雑説云、山伏数十人猿沢池之西辺ニ出来、於茶屋茶呑之、至太刀辛ヲ辺則不見云々、彼茶銭ハ木葉以下者也云々、近日事也、 「書き下し文」 一つ…

仏通寺住持記 その11

「仏通寺住持記」 その11 四月廿七日改元 (1428) 正長戊申 十月四日昔山門始レ杣、構レ閣欲レ安二置十六羅漢木像一、未レ終レ功而 炎上、故一尊残在二含暉客殿壇上一 (記)「一百四代後花園院」覚隠和尚住 番衆惟超 九月五日改 (1429) 永享己酉 二月…

仏通寺住持記 その10

「仏通寺住持記」 その10 (1425) 卅二乙巳 諾渓和尚住 〈番衆幻観等、八月昔方丈立 千畝自立同勘〉 卅三丙午 三月六日昔東司立、十月十五日昔庫院始杣 卅四丁未 心源和尚住 八月昔庫裡開堂 宗綱録、心源和上有下退二仏通首席一語上、故記二于此一 禁制 …

仏通寺住持記 その9

「仏通寺住持記」 その9 (1423) 三十癸卯 安心庵主 道文書記 咸一侍者 字東谷 聖崗庵主 案捴上座 聖日庵主 字笑花 字宝林 祖間上座 真琢上座 真璨侍者 永存蔵主 周竹侍者 禅慶上座 仏通・天寧両寺住持老僧四員交代十二年後、此十二人次第可レ令二住持一者…

仏通寺住持記 その8

「仏通寺住持記」 その8 (1418) 廿五戊戌 元哉和尚 六月六日、於小峠之東万能先達従大 峯帰路頓逝、依同志行者頼当住下火、 墓于同処河浜 廿六己亥 覚隠和尚住 見二于禅堂文殊像之後一 有下応永廿 六己亥六月一日開堂奉レ安二尊像一 住持真知奉造上 廿七…

桜井著書1

桜井英治『交換・権力・文化 ─ひとつの日本中世社会論』(みすず書房、2017年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 序論 P19 ポトラッチの目的とは、モースの最後の一文にあるとおり、高い身…

仏通寺住持記 その7

「仏通寺住持記」 その7 (1409) 十六己丑 今年愚中和尚在金山賜紫方袍、八月念五日遷化、 九月十三日勅諡仏徳大通禅師 十七庚寅 十八辛卯 留心和尚住 〈今年含暉院仏殿造立、棟札有之」 大檀越越前作州太守沙弥常建〉 十九壬辰 二十癸巳 二十一〈甲午〉 …

自殺の中世史38 ─日本の古代18(狂気と自殺未遂)─

康治元年(1142)九月二六日条『台記』1―74頁 (『増補 史料大成』第23巻) 廿六日乙卯、辰刻始興、侍男共申云、重能〈近習」人也〉有二狂気一、欲二自殺一 不レ得、胸腹頸等少切、其中胸瘡深、疑二侍等所為一、使三公達諸大夫問二 重能一、申云、…

仏通寺住持記 その6

「仏通寺住持記」 その6 (1404) 十一甲申 春退居肯心院、今年建于鎮守之社、冬有金山 十二乙酉 二月、自金山回建喜悦堂、遺嘱 周及順寂後、 但当以正月十九日為年忌、月忌不可為、予別有 営為若違背者非予弟子也、応永十二年乙酉五月 十九日(花押影) 十…

仏通寺住持記 その5

「仏通寺住持記」 その5 御許山仏通禅寺住持記 (1397) 応永四〈丁丑〉 八月、大通禅師始入二此山一誅レ茆、同十月、初祖 忌入寺、大㮣見二于年譜一、天心当寺創建本願檀 五 戊寅 那、愛道庵同誘化者也、又以備芸両国之人夫 経二十三年一相調、玆事真庵和…

仏通寺住持記 その4

「仏通寺住持記」 その4 仏通十六派 カツラノツ 聖記派 阿州勝瑞津聖記寺、開山留心和尚 トンダ 祥雲派 坊州富田祥雲寺、開山覚隠和尚 正覚派 丹後州正覚庵、開山諾渓和尚 大慈派 備之後州吉舎大慈寺、開山元哉和尚 慈雲派 丹之後州常喜山宗雲寺、開山千畝…

仏通寺住持記 その3

「仏通寺住持記」 その3 シテ テ メ ヲ ニ レハ ノ 然後五派勉而不レ弛二先規一于レ今百有余年矣、竊以歴代好古筆力 ニ ク ント クハ ン ノ コト ヲ ヤ 将二漸衰一、懼 迨下乎強弩之末勢不上レ能レ穿二魯稿一也、獣也 ス チ ニ ハ シ ノ ニ ハ シテ ノ ニ …

仏通寺住持記 その2

「仏通寺住持記」 その2 カ ヨ リ テ ノ ニ ステニ 吾山自従二応永乙丑一臻二延享之初一既已三百有余歳矣、 リ ニ ルモノ ニ チ リ ヲ ニ テ ノ テ ニ 当二輪次一登二住簿一者乃得二百五十有余人一、固以仁明勇之機随レ分而 ルモノカ シテ ヲ ニス 行者歟、…

仏通寺住持記 その1

【仏通禅寺住持記】(『三原市史』第5巻、資料編1) 解題 「佛通禅寺住持記」は、三原市高坂町、佛通寺の所蔵で、住持の交替のほか、寺の規式・文書・棟札などの諸記録、政治情勢、自然災害、近郷地域とのかかわりなどを記した、応永四年(1397)から…

犬と猿の子は犬?

文明十六年(1484)五月六日条 (『大乗院寺社雑事記』8─176頁) 六日(中略) 一高田之宮之森ニ、犬与猿チキリテ猿エノ子ヲ生、不思儀事也、又正月ニ笋数百本 ヲヒ立、凡希代事条々也云々、平田庄ニ如何子細可出来哉、且又一国中和与無為 相歟、 「…

豊町歴史民俗資料館所蔵多田文書6(完)

六 安芸国豊田郡安直村打渡坪付写 案文 芸州豊田郡安直村打渡坪付之事 能祖の内 さこ 一畠貳段 代六百卅文 民 部 同所 せいた 一畠壱段五畝 代四百五拾文 左近丞 同所 どうのもと 一屋鋪五畝 代四百文 同 人 同所 せいだのうしろ 一畠二畝 代六拾文 同 人 合…

豊町歴史民俗資料館所蔵多田文書5

五 安芸国豊田郡安直村打渡坪付写 芸州豊田郡安直村〈打渡」坪付〉 堂ノもと 清田 屋鋪五畝 代四百文 彦次郎 能祖迫 能祖ノ 畠二反 代六百文 民 部 以上米一石三舛 慶長五年(1600) 小方 二月十八日 太郎左衛門書判 三輪 加 賀 守書判 (蔵) 前田 加 賀 守…

桃崎著書

桃崎有一郎『礼とは何か』(人文書院、2020年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 プロローグ P25 それ(「礼」の理論の根幹)は〝世界観〟というキーワードだ。規範や仕組みであることは、…