五 某書状
(沙汰) (御座)
けやきの儀、藤太左へも可被□□候之由尤候へく候ふ、只々松少な□□候事候間、
是ニ可有[ ]其事にて候、夜前も[ ]よのつねの勢力ならて[ ]才木上切
候事相成間敷候、就夫御覚悟入事事短束候、心移候条、名嶋三原作来年中停止之事
筑前大鋸引有躰之作」
(後闕)
「書き下し文」
けやきの儀、藤太左へも沙汰せらるべく候ふの由尤も候へく候ふ、只々松少御座候ふ事に候ふ間、是に[ ]有るべき其の事にて候ふ、夜前も[ ]よのつねの勢力ならで[ ]才木上げ切り候ふ事相成るまじく候ふ、夫に就き御覚悟入れ事々短息し候ふ、心移し候ふ条、名嶋三原作来年中停止の事
筑前大鋸引有躰の作」
「解釈」
けやきの件は、藤太左へも知らせなさるべきことが当然のことでございます。ただ松少がいらっしゃいますので、ここに[ ]有るべきことでございます。昨夜も[ ]ありきたりの人夫ではなくて[ ]材木を切り上げることはできるはずもございません。それについては、難しいことをご覚悟になり、こちらとしてはどれもこれも努力して事に当たっております。注意を向けておりますことに、名嶋と三原作を来年中停止すること事
筑前大鋸引有躰の作」
*書き下し文・解釈ともに、まったくわかりませんでした。