四 某書状
(前闕)
「
第一為上使曽我常陸介一昨日爰許着候、彼是被仰聞儀共候、是又申談不叶儀候、兎角御出奉待候、
一元春之御事石州表警」
(後闕)
「書き下し文」
第一上使として曽我常陸介一昨日爰許に着き候ふ、彼是仰せ聞けらるる儀ども候ふ、是又申し談ずるも叶はざる儀候ふ、兎角御出でを待ち奉り候ふ、
一つ、元春の御事石州表警」
「解釈」
まず、第一に上使として曽我常陸介が一昨日こちらに到着しました。あれやこれや言い聞かせなさる件がございました。こちらもまた相談し申し上げたが、思い通りにならない件がございます。いずれにせよ、お出でになることをお待ち申しております。
*書き下し文・解釈ともに、まったくわかりませんでした。