一九 鍋島信生書状(折紙)(断簡)
御下向つき早々罷出、可得貴意候処、御公用付而御普請不致[
上候、恐惶謹言、
鍋嶋加賀守
九月三日 信生(花押)
(後闕)
「書き下し文」
御下向つき早々に罷り出で、貴意を得べく候ふ処、御公用付けて御普請致さず〜?〜上げ候ふ、恐惶謹言、
「解釈」
あなた様のご下向に応じて私も早々に出向き、あなた様にお目にかかりとうございますが、公務で普請を〜?〜ます。恐惶謹言、
*書き下し文・解釈ともに、よくわかりませんでした。
二〇 毛利輝元書状(折紙)(断簡)
(前闕)
「
(文ヵ)
神□安国寺可談候、又人質之組之事ハ[
貞俊相談候ハて不成儀候、彼被[
(後闕)
「書き下し文」
神文安国寺に談ずべく候ふ、また人質の組の事は〜?〜貞俊相談し候はで成らざる儀に候ふ、彼〜?
「解釈」
起請文の件は安国寺と相談するのがよいです。また人質の一団のことは〜?〜福原貞俊と相談しないでは成立しない案件です。彼〜?
*書き下し文・解釈ともに、よくわかりませんでした。