周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

三原城城壁文書5

五 某書状 (沙汰) (御座) けやきの儀、藤太左へも可被□□候之由尤候へく候ふ、只々松少な□□候事候間、 是ニ可有[ ]其事にて候、夜前も[ ]よのつねの勢力ならて[ ]才木上切 候事相成間敷候、就夫御覚悟入事事短束候、心移候条、名嶋三原作来年中停止…

三原城城壁文書4

四 某書状 (前闕) 「 第一為上使曽我常陸介一昨日爰許着候、彼是被仰聞儀共候、是又申談不叶儀候、兎角御出奉待候、 一元春之御事石州表警」 (後闕) 「書き下し文」 第一上使として曽我常陸介一昨日爰許に着き候ふ、彼是仰せ聞けらるる儀ども候ふ、是又…

バケモノの単位

「妖怪 サルイタチ」 康正三年(1457)六月十三日条 (『経覚私要鈔』3─204頁) 十三日 乙巳、霽、(中略) 一去月廿八日男山八幡宝殿人五六人も取合音為之間、告社僧開見之処、カホハ猿、 〔互ニヵ〕 身ハイタチノ如ナル者二人□□食合死了云々、希代…

三原城城壁文書3

三 某書状 (前闕) 「 得御意度事候、おか[ ]御返事待入候、将又御無心之事候へ共、町中短束申 候へ共、無御座候段、鈆江者壹二百目借申度候、恐々謹言、」 (後闕) 「書き下し文」 御意を得たき事候ふ、おか[ ]御返事を待ち入り候ふ、将又御無心の事…

三原城城壁文書1・2

【三原城城壁文書(県立三原高等学校所蔵)】 解題 本文書は三原城の城壁裏に貼られていたものであり、破損が著しい。この文書は楢崎氏と三原高等学校に分有されているが、この間の事情について、三原高等学校所蔵文書の奥書につぎのように記されている。 本…