周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

備忘録の寄せ集め

小室直樹著書

小室直樹『危機の構造〔増補〕 ─日本社会崩壊のモデル─』(ダイヤモンド社、1982年、初版1976年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第五章 危機の構造 P142 しばしば論じてきたように、現…

Lyricの一部

「And I'm gibing all my love to this world」 以降 僕の愛をすべて この世界に捧げても むだなこと 物は見えるし、息もしてる ただ心の行き場はどこにもない 僕たちの生き方を 変えられるものは何もない 取るだけ取って 何も与えなくてもいいから すべてが…

岩波講座 哲学11

『岩波講座 哲学11』(2009年、岩波書店) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 野家啓一「展望 歴史を書くという行為」 P4 だが、歴史が言葉によって語られ書かれるにしても、歴史記述はすべ…

桜井著書2

桜井英治『日本の歴史 第12巻 室町人の精神』(講談社、2001年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 はじめに P3 室町亭のもののけといえば、義教の嫡男で義政の兄にあたる七代将軍義勝の死が…

桜井著書1

桜井英治『交換・権力・文化 ─ひとつの日本中世社会論』(みすず書房、2017年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 序論 P19 ポトラッチの目的とは、モースの最後の一文にあるとおり、高い身…

桃崎著書

桃崎有一郎『礼とは何か』(人文書院、2020年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 プロローグ P25 それ(「礼」の理論の根幹)は〝世界観〟というキーワードだ。規範や仕組みであることは、…

安田著書

安田次郎『尋尊』(吉川弘文館、2021年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 はじめに P5 尋尊は室町時代の奈良興福寺の僧である。永享二年(1430)八月七日に京都で生まれ、永正五年(1…

歴史・民俗・宗教系論文一覧 Part3

*単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 出版年月 著者 論題 書名・雑誌名 出版社 媒体 頁数 内容 注目点 2004 清水克行 織豊政権の成立と処刑・梟首観の変容 室町社会の騒擾と秩序 吉川弘文館 著書 …

歴史・民俗・宗教系論文一覧 Part2

*単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 出版年月 著者 論題 書名・雑誌名 出版社 媒体 頁数 内容 注目点 1968 永原慶二 村落共同体からの流出民と荘園制支配 永原慶二著作選集3 吉川弘文館 著書 250…

高橋著書

高橋昌明『定本 酒呑童子の誕生』(岩波書店、2020年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第1章 酒呑童子の原像 P3 そもそも「鬼」という外国の文字(漢字)に翻訳された日本語には、オニと…

川本著書

川本慎自『中世禅宗の儒学学習と科学知識』(思文閣出版、2021年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 序章 P3 一 中世禅宗の二つのイメージ 日本中世の禅には、二つの大きくかけ離れたイメー…

呉座著書

呉座勇一『戦争の日本中世史』(新潮社、2014年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第一章 蒙古襲来と鎌倉武士 P21 だが、承久の乱の後、鎌倉幕府は平和な時代を迎える。唯一の例外は、宝治…

中世における寺院の童について

丹生谷哲一「中世における寺院の童について」(『身分・差別と中世社会』塙書房、2005年、初出、大山喬平教授退官記念論集『日本社会の史的構造 古代・中世』思文閣出版、1997年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の…

中世の〈遊女〉

辻浩和『中世の〈遊女〉』(京都大学学術出版会、2017年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 序章 〈遊女〉を理解するために P3 ここでいう山括弧つきの〈遊女〉とは、売買春に従事した女性の…

中世の身分制

高橋昌明『中世史の理論と方法 ─日本封建社会・身分制・社会史』 (校倉書房、1997年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 Ⅰ 日本中世社会と身分制 四 中世の身分制 P114 身分とは、社会…

ディスタンクシオン

岸政彦『ブルデュー ディスタンクシオン』(100分de名著、20020.10) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第1回 私という社会 P15 ブルデューは社会学のことを、「お邪魔な学問」と表現したこ…

ロジェ・カイヨワ Part3

ロジェ・カイヨワ『戦争論』法政大学出版局、1974年 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第三章 鉄砲 歩兵 民主主義 四 上流社会の戦争 P82 考えてみれば、貴族階級の置かれた立場は、奇妙なも…

ロジェ・カイヨワ Part2

ロジェ・カイヨワ『戦争論』法政大学出版局、1974年 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第1部 戦争と国家の発達 第1章 戦争の原形態と小規模戦争 1 原始的戦争 2 戦争と国家の発生 3 帝国…

酒匂著書

酒匂由紀子『室町・戦国期の土倉と酒屋』(吉川弘文館、2020年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 序章 P2・3 土倉・酒屋の定義が曖昧。土倉・酒屋が金融業を独占的に行なっているわけでは…

ことばの文化史 その2

『ことばの文化史』中世3(平凡社、1989年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 公方 無用の物ども 公方の語 鎌倉中 いかがわしき公方 法螺を吹く はじめに 諸天善神歓喜せん 罪障消滅 仏…

ことばの文化史 その1

『ことばの文化史』中世1(平凡社、1988) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 高声と微音 一 大声と小声 二 微音─ささやき声 三 忌避される高声 四 高声の積極的役割 五 「高声」をめぐる…

マイケル・S・ガザニガ その3

マイケル・S・ガザニガ『人間とは何か 脳が明かす「人間らしさの起源」』上・下 (ちくま学芸文庫)筑摩書房、2018年 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第8章 意識はどのように生まれる? P1…

マイケル・S・ガザニガ その2

マイケル・S・ガザニガ『人間とは何か 脳が明かす「人間らしさの起源」』上・下 (ちくま学芸文庫)筑摩書房、2018年 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第6章 芸術の本能 P35 芸術の起源は…

マイケル・S・ガザニガ その1

マイケル・S・ガザニガ『人間とは何か 脳が明かす「人間らしさの起源」』上・下 (ちくま学芸文庫)筑摩書房、2018年 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第4章 内なる道徳の羅針盤 P200 脳…

小坂井敏晶著書 その4

小坂井敏晶『増補 責任という虚構』(ちくま学芸文庫、2020年) その4 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 補考 近代の現原罪 P410 遺伝/環境論争が心理学で繰り広げられてきた。それは家庭…

小坂井敏晶著書 その3

小坂井敏晶『増補 責任という虚構』(ちくま学芸文庫、2020年) その3 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第5章 責任の正体 P269 近代個人主義が普及し、個人と集団を同一視する形での集団…

小坂井敏晶著書 その2

小坂井敏晶『増補 責任という虚構』(ちくま学芸文庫、2020年) その2 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第2章 死刑と責任転嫁 P127 犠牲者が苦しむ具体的姿に接しない者は心理的軋轢を逃…

小坂井敏晶著書 その1

小坂井敏晶『増補 責任という虚構』(ちくま学芸文庫、2020年) その1 *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 はじめに P5 人間が主体的存在であり、自己の行為に責任を負うという考えは、近代市…

遊行と巡礼

五来重『遊行と巡礼』(角川選書、1989年) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 第1章 歩く宗教 P8 1 一所定住と一所不住 宗教には日常化された面と、非日常的で異常な面とがある。しかし…

中世被差別民の装い

河田光夫『中世被差別民の装い』 (河田光夫著作集・第二巻、明石書店、1995) *単なる備忘録なので、閲覧・検索には適していません。 また、誤字・脱字の訂正もしていません。 P29 鎌倉末期、弘安頃(1278〜87)成立といわれる『塵袋』には、…