四 某書状
御書令二披見一候、如レ仰今度ハ村上河内守方就二下着一、各々同意趣申請候、然者
(伊予)
以二御使者一蒙レ仰致二恐悦一候、対二来嶋方一可レ致二相請一候、猶威書記用二
御状一候、恐々謹言、
(後闕)
○以上、二号カラ四号マデノ三通ヲ一巻ニ収ム
「書き下し文」
御書披見せしめ候ふ、仰せのごとく今度は村上河内守方の下着に就き、各々同意の趣申し請ひ候ふ、然れば御使者を以て仰せを蒙り恐悦致し候ふ、来嶋方に対し相請け致すべく候ふ、猶ほ威書記御状を用ゐ候ふ、恐々謹言、
「解釈」
お手紙を披見いたしました。あなた様の仰せのとおりに、今度は村上河内守方の到着について、各々が同意するという趣旨を願い出ました。だから、ご使者をもってご命令をいただき、大変喜んでおります。来島方に対しては互いに保証するつもりです。なお、威書記があなた様の御書状を取り次ぎます。以上、謹んで申し上げます。
*解釈がさっぱりわかりません。