一三 宮某書状
]申こしまいらせ候、御心やすかるへく候、文うけとり申候、
(逗留)
心へまいらせ候、我々事いつれも二三日ハとうりう申、御さうなをゝゝ
うけたまはり候へく候、かしく、
(輝元様) (吉田)
けさ御返事ミまいらせ候、てるもとさま御くたりのよしめてたく候、よしたより
(仰) (如)
御申さまおほせのことくにて候、色ハはや干し□あかり申候、
(切封ウハ書)
「 見うらへ まいる 人々御中 宮」
「書き下し文」
今朝御返事見参らせ候ふ、輝元様御下りの由目出度く候ふ、吉田より御申す様仰せのごとくにて候ふ、色ははや干し□あかり申し候ふ、
(追而書)
]申し越しし参らせ候ふ、御心安かるべく候ふ、文請け取り申し候ふ、心得参らせ候ふ、我々の事いづれも二、三日は逗留し申す、御左右なおなお承り候ふべく候ふ、かしく、
「解釈」
今朝御返事を拝見しました、輝元様がご下向になることは、喜ばしいことです。吉田からご申請になっていることは、仰せのとおりでございます。色はもう〜?〜です。
(追而書)
]手紙でお知らせしました。ご安心になるはずです。手紙を受け取りました。承知いたしました。我々のことですが、いづれも二、三日は逗留いたします。さらにお指図をお聞きるつもりです。かしく。
*書き下し文・解釈ともに、よくわかりませんでした。