周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

三原城城壁文書15

    一五 毛利輝元書状(切紙)

 

 萩酒到来候間、大樽壹進之候、御賞翫候者可為祝着候、恐々謹言、

               右馬頭

       六月廿八日     輝元(花押)

         (隆景)

         □□御宿所

 

 「書き下し文」

 萩酒到来し候ふ間、大樽一つ之を進らせ候ふ、御賞翫し候はば祝着たるべく候ふ、恐々謹言、

 

 「解釈」

 萩の酒が到来しましたので、大樽一つをそちらに進上します。ご賞味くださいますなら、喜ばしいことです。恐々謹言。

 

*『三原城城壁文書(楢崎寛一郎氏舊蔵)』15号文書と同じ。