周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

2024-07-21から1日間の記事一覧

ぼろぼろの死生観

『徒然草』第百十五段 (『日本古典文学全集27』小学館、1971年、182頁) 宿河原といふところにて、ぼろぼろ多く集まりて、九品の念仏を申しけるに、外より入り来たるぼろぼろの、「もしこの御中に、いろをし房と申すぼろやおはします」と尋ねけれ…

命の価値

『徒然草』第九十三段 (『日本古典文学全集27』小学館、1971年、166頁) 「牛を売る者あり。買ふ人、明日その値をやりて、牛を取らんと言ふ。夜の間に、牛死ぬ。買はんとする人に利あり、売らんとする人に損あり」と語る人あり。 これを聞きて、か…

法常寺文書1・2(完)

解題 この寺はもと新庄(竹原市)にあった。正嘉二年(1258)沼田小早川茂平の二男政景が竹原小早川氏を起こして以来、同氏の菩提所となり、初代政景から十二代興影までを葬った。 往昔は天台宗であったが、天文十八年(1549)、洞雲寺(佐伯郡廿日…