2017-03-12 山野井文書17 広島県史 古代中世資料編Ⅳ 山野井文書(完) 一七 来島通康假名書出(折紙) 假名 四郎 永禄元年(1558) 八月六日 通康(花押) (千ヵ) 能美⬜︎壽丸殿 (景秀) *書き下し文・解釈は省略。 「注釈」 「来島通康」─伊予河野氏の家臣で、来島水軍を率いた武将。 「仮名書出」 ─「仮名(けみょう)」は、武士が実名の他につけた名前(『日本国語大辞典』)で、主君に当たる人物がその名を授けた文書のことと考えられます。 *来島通康が能美千壽丸に四郎という名乗りを授けたのだと考えられます。