三 毛利元就書状
今日之御慶尤目出候、仍御樽肴令レ進レ之候、表二御祝儀一計候、猶此者可二
申述一候、恐々謹言、
卯月朔日 元就(花押)
○本文書宛所部分ヲ切除ス
「書き下し文」
今日の御慶尤も目出候ふ、仍て御樽・肴之を進らせしめ候ふ、御祝儀を表すばかりに候ふ、猶ほ此の者申し述ぶべく候ふ、恐々謹言、
「解釈」
今日のお祝いは、いかにも素晴らしことです。そこで御樽と肴を進上しました。お祝いの気持ちを表しただけです。さらに、この使者がお祝いを申し述べるはずです。以上、謹んで申し上げます。