周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

とある解答例

2015年 愛知教育大 前期 問題Ⅲ

 

 問1

2011年5〜9歳階級から順番に

17.6 13.5 24.7 18.8 24.3 27.7 26.4 23.7 25.6 27.9 34.0

44.7

 

 問2

2011年5〜9歳階級から順番に

77.1 82.3 69.6 74.0 68.5 67.1 62.9 67.7 63.2 63.4

51.0 45.6

 

 問3

毎日2回以上歯を磨く者の割合は、年齢階級に関わらず、1981年以降減少し続けている。したがって、歯ブラシの使用頻度も年々減少し続けていることになり、歯ブラシの劣化速度は遅くなっていることが推測される。そうなると、歯ブラシの交換時期も遅くなるため、不衛生な状態のまま長く使い続けていると考えられる。(145字)

 

2016年 愛知教育大 前期 問題Ⅲ

 

 問1

図1は少年殺人犯検挙数のグラフであって、殺人罪の確定した少年の人数を示したものではない、ということ。

(50字)

 問2

殺人罪の確定者数を実線よりも低い数値に、ほぼ一定で書き記せばよい。

 

 問3

飛行機と自動車では平均的な乗車回数が異なるので、移動距離あたりの死亡者数を算出した数値では、両者の安全性を比較できない。仮に移動距離が短くても死亡事故には遭うのだから、乗車回数あたりの死亡者数を算出したデータがあれば、安全性の評価も変わる。

(120字)

 

 問4

養護教諭が統計データを見るにあたって、私は関連するデータを比較検討し、総合的に判断する必要があると考える。たとえば、自らの勤務校で、肥満と痩せの調査をしたとしよう。勤務校の生徒の肥満率が全国平均よりも高かった場合、食事の内容だけでなく、朝食の欠食状況や子どもの運動時間などのデータも総合的に検討しなければ、目の前の生徒たちの本当の肥満要因は見えてこないだろう。仮に、本当の要因は運動不足であったとする。それにもかかわらず、食生活の改善を訴えても、効果を発揮しないはずだ。統計データが示す意味は一面的であるので、そのデータの背景にある要因を、関連するデータによって確定していく必要があると考えられる。

(299字)