周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

楽音寺文書56 その2

 月のべ 安楽坊分             大坪

  田一反      米一石一斗      助三郎

 同所 同領

  畠廿歩      代十四文       同 人

 同所 月光坊分              寺田

  田四畝      米三斗六舛      二郎兵へ

 念仏田 勝実坊分一反壹畝十歩         目王丸

  田壹反一畝十歩  米八斗四舛      弥 七

 六名

  畠壹町二反九畝  代貳貫五百八十文   孫 七

  中屋敷二畝宛   六間         六 名

 同所                  宮ノ下

  田五畝十歩    米四斗三舛      神左衛門

 宮ノ下                 てんま

  田一反十歩    米一石四斗五舛    二郎右衛門

 同所

  田一反十歩    米一石四斗五舛    小兵へ

 同所 あそふたの前             丸山

  田貳反二畝    米三石八舛      孫 七

 池田                  溝手

  田貳反一畝    米貳石九斗四舛    源右衛門

 同所                  承仕免

  田一反一畝廿歩  米一石六斗三舛    与右衛門

 同所                  はやし

  田七畝十歩    米一石三舛      太郎左衛門

 船こしのまへ               はた

  田一反      米一石貳斗      孫左衛門

 家ノ前                 はやし

  田一反一畝十歩  米一石四斗      太郎左衛門

 こくだひ                宮仕

  田一反      米一石貳斗      弥 六

 同所                  六名

  田一反一畝十歩  米一石三斗六舛    孫 七

    一反一畝              月光坊之

  田壹反二畝廿歩  米三石六斗      源右衛門

 石代 月光坊分              月光坊

  田一反二畝    米一石三斗八舛    源右衛門

 同所 十王免               はやし

  田一反貳畝    米一石三斗八舛    太郎左衛門

 同所 知光坊分              圓光坊

  田七畝十歩    米八斗四舛      太郎兵へ

 同所 定智坊分              定智坊之

  田四畝      米四斗四舛      二郎右衛門

 同所 安楽坊分              安楽坊之

  田三畝十歩    米三斗七舛      小四郎

 同所 小番給

  田五畝      米五斗五舛      惣右衛門

 同所 勝実坊分

  田三畝十歩    米三斗三舛      宮 仕

 一之坪

  田貳反二畝    米貳石四斗二舛    弥 六

 ふく免

  田一反二畝    米一石三斗二舛    宮 仕

 一呉竹

  田五畝      米五斗四舛      同 人

 同所 年々否

  田五畝      米一斗五舛      同 人

 灌頂免                  東琳坊

  田貳反二畝廿歩  米二石七斗二舛    三郎左衛門

 あせや                  承仕免

  田八畝廿歩    米一石五舛      与右衛門

 丸山前

  田一反二畝    米一石八斗      同 人

 同所

  田一反七畝    米貳石五斗五舛    孫 六

 井のもと                 よこまくら

  田一反貳畝十歩  米一石八斗五舛    孫右衛門

 同所

  中屋敷二畝               同 人

 横枕介信分

  畠五畝      代百五十文      二郎三郎

 同所

  畠四反      代一貫貳百文     孫右衛門

 寺田                  寺田

  中屋敷二畝               二郎兵へ

 うじな                  亀田

  田一反貳畝    米八斗四舛      小三郎

 同所                  寺田

  田七畝      米四斗六舛      二郎兵へ

 同所田捽

  畠一反二畝    代百八十文      同 人

 同所                  亀田

  畠八畝      代百文        小三郎

 河本                  寺田

  田一反二畝廿歩  米一石一斗四舛    二郎兵へ

 徳満内                 目王丸

  田一畝      米八舛        三郎右衛門

 同所

  畠廿歩      代十四文       同 人

 家のまへ                 寺田

  田二反九畝    米三石七斗七舛    二郎兵へ

 しけちか                 新や

  田一反三畝十歩  米一石三斗三舛    四郎右衛門

 同所

  畠十歩      代三文        同 人

 すな入 もり崎              畠た

  田一反二畝    米一石九斗二舛    与二郎

 石井祢ぎ                祢ぎ

  田八畝      米六斗八舛      九郎左衛門

 さゝ原

  田三反七畝    米四石八斗一舛    彦右衛門

 同所

  中屋敷二畝               同 人

 同所 所々合

  畠四畝      代六十文       同 人

(後闕)

        ◯本文書デ一巻ヲナス(第六巻)

 

 「注釈」

「野取帳」

 ─清書され領主に提出された検注帳のもとになる帳簿。現地で逐次書き上げられたものと考えられるが、実体は不明だそうです(富澤清人「検注と田文」『中世荘園と検注』吉川弘文館、1996、19・20頁)。