周梨槃特のブログ

史料紹介という修行

仏通寺文書7

    七 小早川常嘉則平禁制状    ○東大影写本ニヨル

 

 仏通寺山堺事、上者限六郎丸下者櫛平、南北河面限大峰、為御寺山也、

 地下材木炭木等事令停止、御寺四方一里内者不堺内外殺生事令

 禁断、為後日巨細注申候、恐惶敬白、

      応永廿三年(1416)

       六月十五日         常嘉(花押)

    仏通寺

     典座禅師

 

 「書き下し文」

 仏通寺山堺の事、上は六郎丸、下は櫛平を限る、南北河面大峰を限る、御寺山たるなり、地下材木・炭木等事停止せしめ、御寺四方一里の内は堺内外を論ぜず殺生事禁断せしむ、後日の為巨細注申し候ふ、恐惶敬白、

 

 「解釈」

 仏通寺山堺のこと。上は六郎丸、下は櫛平を限る。南北の川辺は大峰を限る。この範囲が仏通寺領の山である。庶民が材木や炭などを利用することを停止する。当寺四方一里の内は、堺の内外を問わず、殺生は禁止する。後日のため、詳細を注進します。以上、謹んで申し上げます。