2014年 広島市立大 前期
第1問 問1
自由・自律性という道徳的価値の重視。(18字)
問2
子ども自身の人生のクオリティ・オブ・ライフについての考察や反省は、子どもだけでは時期尚早で、放っておかれれば、ひとりで考えることはできない。したがって、こうしたことを考えるきっかけや材料を提供し、自分で考え、判断させ、行動させ、その結果をフィードバックさせるという自律性促進のための援助をすることが、教育の役割となる。
子どもは、それまでの世代が培ってきた知識やスキル、文物を継承して、利用する権利を持っており、それを遂行させることが教育の役割である。また、子ども自身のクオリティ・オブ・ライフを決定し、その維持と発展を目指す子ども個人の学習を支援し、促進することでもある。
2012年 広島市立大 前期
第1問 問1
スポーツは、1つのプレイや試合、シーズンなど長短さまざまな時間の流れの中で語ることができるので、必ずしも物語を完結させる必要はない。また、ゲームが始まる前には緊張感や不確実な要因があり、ゲームが進むにつれてそれらは必ず解消するという構造。
(119字)
問2
甲子園野球は「共同体としてのスポーツ」で、社会の伝統や慣習の特徴が色濃く表れている。人々は甲子園野球の中継ダイジェストを見ることで、観戦している人が受け取ることのできない物語を共有する。そして、人々は共同体としての一体感を感じるということ。
(120字)
問3
「動機」とは心のうちにあるものではなく、行為者の外側にある言語世界、社会的なシンボルの世界に位置する「類型的なボキャブラリー」であり、あらかじめ用意されたものを選んで、自分や他人の行為を説明し、理解しようとしているにすぎない、ということ。
(119字)