周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

とある解答例

2017年 福岡教育大・教育学部初等教育 推薦

 

問1

小学校や高校と比べ、中学校の平均労働時間が11時間32分と最も長いこと。

(34字)

 

(別解)

小学校・高校の場合、平均労働時間以内の時間で仕事を終えている教員が過半数以上いるのに対し、中学校の場合は、そもそも平均労働時間が小学校・高校よりも長く、それを超えて仕事をしている教員が過半数以上いる。

(100字)

 

問2

中学校教員の平均労働時間が長く、かつそれを超えて仕事をしている割合が高い理由は、部活動であると考えられる。小学校には部活動がなく、高校では部活動の加入率が中学校に比べると低い。多くの生徒が部活動に加入し、多くの教員がその指導に携わるため、平均労働時間よりも長く仕事をする教員の割合が高くなると考える。

(150字)

 

2017年 福岡教育大・教育学部初等教育 推薦

 

問1

歴史の古い制度には機能を容易に変えない惰性があり、制度を管理運営する内部の人間でさえ、その意味をよくわかっていないこと。           (60字)

 

問2

時代や社会が変われば、子どもたちも変わってしまうので、教育の目的や方法には最終的な単一の正解はない。だから、どうしてよいかわからず、じたばたしながら個々のやり方で解答を出していくのが教師の常態であり、最終的な正解を出したと思い、考えるのをやめてしまえば、変化し続ける子どもたちに対応できなくなるから。

(150字)

 

問3 意見文のため省略。

 

 

2016年 福岡教育大・教育学部初等教育 推薦Ⅰ

 

問1

表1と表2を比較してみると、小学生と中学生では、なりたい職業が男子で8項目、女子では9項目も一致している。しかし、表3の高校生を比較対象に加えてみると、小学生や中学生では見られなかった5つの新しい職業が、男女ともに回答として現れている。このことから、小学生・中学生と高校生とでは、職業に対する知識やイメージに格差があり、高校生になるとより多くの職種を知ることで、選択肢が変化するものと考えられる。

(198字)