周梨槃特のブログ

いつまで経っても修行中

楽しい日記 その1(完)

 古文書の紹介の合間を縫って、不思議だ! おもしろい!と思う古記録の記事も紹介してみようと思います。

 今昔物語集や沙石集など、中世にはおもしろい説話集がたくさんありますが、日記のなかにも、個人的におもしろいと思う記事が出てきます。

 以後、不定期ですが、ちょっと紹介してみようと思います。古文書の紹介同様、調べは行き届かず、書き下しや解釈に誤りも多いと思いますが、恐れず掲載していきます。

 

 

 In parallel with the introduction of ancient documents, I will also introduce stories of old diaries that I think are interesting and strange.

 There are many interesting stories collections in the Middle Ages such as "konjakumonogatarishu" and "shasekishu", but articles in the old diary that are personally interesting will also come out.

 Although it is irregular, I think I will introduce it little by little. The research is inadequate, there may be many errors in explanation and interpretation, but I will not be afraid to post it.

 (I used Google Translate.)

 

*2019.7.2追記

 以後、掲載していく記事の多くは、小高恭編『中世京都 闇と陰の世相史年表』(岩田書院、2010年)で紹介されていることを最近知りました。この研究書は、古記録に記載された政争や事件、自然災害や怪奇現象などの記事を網羅し、編年体で記載しています。室町時代の京都で起きた不思議な現象や慣習を探したいなら、この研究書でほぼ事足りると思います。

 

 

 

 

 【不思議なめぐりあわせ ─備忘録として─】

 私は寺社巡りが好きなのですが、自分が望むと望まないとに関わらず、ナイスタイミング!ってときに、その場所を訪れることがあります。狙ってもなかなか行けないのに、狙わずに行ったときに限って、ありがたい出来事に遭遇するものです。きっと神仏からお呼びがかかったのだろう、と思われる出来事を、年次で並べていきます。加齢とともに記憶が曖昧になってきているので、このあたりでまとめておかないと、いつ何が起きたのか、まったくわからなくなってしまいますからね。

 なお、こんな出来事が増えれば、さらに書き足していく予定です。

 

 

2009.5.13

 奈良県長谷寺。この年は仕事を辞めて、好き放題に寺社を参拝することにしていました。5月10日に出発して、3日目のことです。たまたま参拝すると、本尊十一面観世音菩薩立像のご開帳期間でした。旅の出だしとしては、よいご縁でした。

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2009.6.6

 山形県羽黒神社。たまたま参拝すると、12年に一度の丑年御縁年でした。まさに当たり年です。ちなみに、この年は7年に一度の善光寺御開帳の年でもありました。こちらはきちんと調べ、狙って参拝しました。

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2009.6.7

 山形県鶴岡市の某キャバクラ。名前は忘れました。久々に会った友人とたまたま訪れたところ、店内で長野県諏訪大社御柱を発見。といいますか、寺社巡りをやっていることをお店のママに話したら、御柱をわざわざ見せてくれたのです。御柱は立て替えられた後、古いものは氏子さんや関係者などに分け与えられるそうです。ちなみに、1週間ほど前の5月29日に諏訪大社を訪れていました。実際に立てられている御柱を触るのは気が引けて、やや心残りのまま次の目的地に旅立っていました。だから、こんな場所で御柱に触れるとは思いも寄りませんでした。あまりの驚きに、酔いが一挙に醒めたことを覚えています。

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2009.6.15

 和歌山県高野山。たまたま参詣すると、降誕会空海の誕生日)でした。しかも、あとでわかったことですが、高野山開創以来初めて(当時で1194年目)、天台座主高野山を正式訪問した日でもありました。この事実を知ったときには、さすがに鳥肌が立ちました。滋賀ナンバーのクラウンが大師教会の前に停まっていたので、変だなあと思ってはいました。この年は、仕事を辞めて寺社参拝をしまくっていたので、珍しい出来事に遭遇しやすかったのかもしれません。

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2011〜2013.6.3

 不思議でもなんでもないですが、この期間に四国八十八ヶ所を巡拝し、満願成就を果たしました。その後、高野山にお礼参りに出かけなければ、とは思っていたのですが、ほったらかしにしていました。2015年が高野山開創1200年だったのですが、ここで参詣するのもあざといと思い、翌2016年(開創1201年目)に御朱印をいただきに登拝しました。

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右が結願の地、88番大窪寺御朱印で、左が満願の地、1番霊山寺御朱印

 

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高野山奥之院の御朱印

 

 

2017.5.3

 広島県三次市甲奴町小童。世羅高原農場のチューリップ観賞と小童の須佐神社参拝に出かけたとき、たまたまお蕎麦屋さん「わらべ」に立ち寄りました。そこは、「座敷わらしさん」の住まうお店でした。ちなみに、このお蕎麦屋さんにたどり着くまでに、「お蕎麦がなくなった」、「休業日」、「閉店」という理由で3軒のお店に蹴られ、やっと入店できたのがこのお店でした。

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お店の外観。

 

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座敷わらしさんのお部屋

 

 

2017.7.18

 広島県三次市甲奴町小童。7月16日から18日は、須佐神社祇園祭でした。今回は最終日を狙って参拝しました。頗梨采女(櫛稲田姫櫛名田比売奇稲田姫)の鎮座するお神輿(大御前)が修復中で、祇園祭に合わせて戻ってくることも知っていました。ただ、このお神輿の製作年代が永正14年(1517)で、今年はちょうど500年目のメモリアルイヤーだということは知りませんでした。新しくなったお神輿を写真におさめて帰るつもりでしたが、観光客でもお神輿を引いてよいということだったので、御旅所の武塔神社から本社まで大縄で引かせてもらいました。中世に由来するお神輿を、他所者が引く機会などあまりないことだと思うので、嬉しい経験をさせてもらいました。

 この日は天気があまりよくなく、車での移動中は雨に降られ、外に出ると雨が止む、という状態でした。お祭りが終わって帰宅中、大雨に遭遇しましたが、おかげさまでとても大きな虹を2本、正面に見ることもできました。最後の最後まで、楽しませてもらいました。素盞嗚尊?牛頭天王頗梨采女?櫛稲田姫?蛇毒鬼神?座敷わらし? 五官では感知できない尊い力による、オシャレなサプライズに遭遇した1日でした。

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新しくなったお神輿。広峯神社のお神輿に形は似ています。

(「須佐神社文書 その3」の写真参照)

 

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小童祇園祭HPより転載

 

 

2018.3.20

 ここ3年ほど、「積極的受動性」をモットーに生きています。簡単に言うと、なるべく自分からは選ばない、何もしない。与えられるもの、生ずることを、ひとまずそのまま受け入れ、そのときになるべく自分の意志を意識しない、ということです。とくに、自己に内在化され、こびり付いて離れない損得などの社会的価値も、極力考えないようにしています。自己の主体性・能動性・意志を極力排除し、流れのままに生きていると、珍しいことに出会いやすく、いや気づきやすくなります。自己に起きる現象を、自分の意志や行為による結果だと説明する考え方に飽き飽きし、何とかそれを相対化したかったので、こんな過ごし方をしています。おかげさまで、少しずつ偶然を楽しめるようになってきました。

 さて、今年も何か珍しい偶然が起きないものかと楽しみしていたのですが、ありがたいことに早速起きました。

 私は京都という場所が好きで、学生時代に何度も訪れました。基本的には寺社・史跡巡りが目的で、都合15回以上は旅行に出かけています。ただ、就職してしまうとなかなか訪れることもできなくなり、前回に出かけてからすでに7年が経っていました。めぼしい寺社は一通り参拝し、もはや興味をそそられるスポットもなくなったので、自分から京都に行きたいと思うことはなくなっていました。

 ところが昨年末、今は遠くに離れてしまった友人から、京都に出かけようと誘いを受けました。これも何かの縁だろうと思い快諾したのですが、私自身、行きたいと思う場所はなかったので、観光スポットのチョイスはすべて友人に任せしました。

 さて、旅行初日、私たちは東山区にある泉涌寺に向かいました。その寺域内には今熊野観音寺があったので、ついでに立ち寄りました。ここは西国三十三所観音霊場の第十五番札所なのですが、今年はちょうど三十三所霊場草創1300年の当たり年だったのです。またしても、メモリアルイヤーに参拝という偶然(幸運)に遭遇することができました。

 だから何だ、と言われればそれまでですが、自己の意志を極力排除した結果、メモリアルイヤー参拝に繋がったところがおもしろいです。こんな偶然がさらに続いてほしいものです。ちなみに、この友人と2人で出かけたのは2回目なのですが、2回とも割に激しい雨に降られました。もう1人増えると晴れになります。2人とも単体であれば、基本的には晴れ男・晴れ女なのですが、3度目も雨が降るようなことがあれば確実に何かありそうです。この検証も楽しみです

 

(*その後、3・4度目は雨が降らなかったので、残念ながら?ただの偶然だとわかりました…)。

 

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 これは、ご本尊の御影です。草創1300年を記念して、カラーになったそうです。御本尊は十一面観音、脇仏左が毘沙門天、右が不動明王。天台型の観音三尊像形式です。

 

 翌日、上賀茂神社を参拝しました。ここも今回で4回目になるのですが、初めて本殿内に入り、お参りすることができました。さらに、帰る直前、京都駅でお土産を買っていると、将棋の加藤一二三さんを見ました。1ヶ月ずれたら、1日ずれたら、1分ずれた、ルートを変えたら…。偶然が運んでくる僥倖は、本当におもしろいものです。

 

 

2018.9.23

 2ヶ月ほど前、NHKブラタモリで下関・門司の特集を放送していました。ずいぶん昔に唐戸市場で寿司を食べたなぁ、なんて思いながら見ていたたところ、友人からブラタモリツアーの足跡を辿ろうと誘われたので、昨日下関・門司に行ってきました。

 今回は、神仏に関するメモリアルイヤーではなかったのですが、関門トンネル開通のメモリアルイヤーでした。しかも、還暦。区切りの年に参拝・訪問するという傾向は、今回の旅行でも現れました。まだまだ、続くのでしょうか…。

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2019.8.20

 庭にある雨水を溜めている水槽に、突然おたまじゃくしが大量に発生しました。通常、おたまじゃくしが発生するには、その前提として卵がなければなりません。私は毎日、その水槽を見ているのですが、卵を見た記憶はまったくありません。それどころか、蛙がその水槽の中にいた記憶もありません。この水槽の水位は低いため、いったん飛び込んでしまった蛙が水槽の中から逃げ出すことは、物理的に不可能なのです。仮に逃げることができたとしても、やはり卵はなかったので、どう考えても不思議なのです。このおたまじゃくしは、いったいどこから発生したのでしょうか? 近所の子どものイタズラでしょうかw? そんなイタズラをするでしょうか…?

 

 

2019.8.23

 おたまじゃくしが順調に成長していくなか、今日は「ガムシ?」(ゲンゴロウみたいな虫)が水槽の中に増えていました。私の家は田んぼや小川のそばにあるので、それほど珍しい虫ではないのですが、この水槽に飛び込んだヤツは初めてです。

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2019.12.11

 残念ながら、おたまじゃくしが一匹もいなくなってしまいました。死ねば浮かび上がってくるか、死骸が水底に溜まるはずなのですが、そんな様子もありません。当然、カエルになって跳んで逃げたわけでもありません。どこかへ消え去ってしまったようです。毎日見ていたのですが、少しずつ数が減っていきました。いったい私は、何を見ていたのでしょうか。もう、わけがわかりません。

 

 

2020.2.9(コロナ元年)

 私がミュシャという画家を知ったのは、2017年の4月ごろだったと思います。当時、国立新美術館で開催されていたミュシャ展の情報を、テレビで見たのがきっかけでした。そもそも私は、この歳になるまで美術というものにまったく関心をもたないまま生きてきました。何を見ても、何が美しいのかさっぱりわからない…。そんな私がミュシャの『スラブ叙事詩』という作品を見て、初めて感動したのです。画集を買ったのも、ミュシャが初めてでした。

 いつかミュシャの作品をナマで見たいと思っていたのですが、自分の家から近い美術館ではなかなか展覧会をしておらず、現物を見る機会に恵まれないまま過ごしてきました。それがやっと、今年になって近場にやってきたのです。喜び勇んで出かけてみると、「日本・チェコ交流100周年」の記念事業と書いてありました。まさか、こんなところでメモリアルイヤーに遭遇するとは…。メモリアルイヤーとのシンクロは、まだまだ続くようです。

 そういえば、しばらく離れ離れになっていた友人(今はSteadyになった)と再会して、ちょくちょく出かけるようになってから、このメモリアルイヤーとのシンクロが頻発するようになってきたように思います。不思議なこともあるものです。

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2020.5.14 「日暈・ハロ現象」

 珍しいものを見たので、書き残しておこうと思います。

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2020.6.29

 母親が珍しいものを発見しました。茎を切って花瓶に差し、神棚に供えていた榊が、根を生やしました。母親が言うには、嫁に来て50年になるが、こんなものを見たのは初めてだそうです。なかなか珍しい現象のようです。

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2020.7.16

 長く続いた線状降水帯の脅威もひと段落し、1週間ぶりに晴れ間を見ました。ツバメたちも暖かくなった屋根の上で、日向ぼっこをしています。右側の2羽は寝ているようです。

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 さて、部屋から出て庭の植物を眺めていたところ、突然、どこからともなく鵜が現れ、羽をバタバタさせながら着地しました。そして、ガァーガァーと苦しみながら大きな物体を吐き出したのです。

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 蛇でも食べて吐き出したのかと思ったのですが、近づいてみると、

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 中程度のナマズ…。ナマズの背鰭はかなり硬くて鋭いので、おそらくそれが鵜の喉に刺さって苦しんでいたのでしょう。あり得ない場所に魚の死骸が落ちてたら、理由はこんな感じ。プチ・ファフロツキーズ現象ですね。 いや〜、珍しいシーンに直面したものです。

 

 

2020.8.19

 つい先ほど、近所を散歩していたところ、突然背中にバサバサッという音を立てて、何かが襲いかかってきました。最初は巨大な蛾でも近寄ってきたのかと思っていたのですが、ソイツは爪のようなものを突き立て、背中にとまってしまいました。肩のあたりをピョンピョンと飛び跳ねながら移動するので、なかなか捕まえられなかったのですが、やっとのことでその姿を確認すると、なんと…

 

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 スズメでした。

 

 いったい何を思って私に突撃してきたのでしょうか。夕食を食べたばかりでしたから、何か美味しい匂いでもさせていたのかもしれませんが、それにしても理由がさっぱりわかりません。

 さてこのスズメ、やけに人懐っこいヤツで、一向に私の肩から離れようとしません。これでは散歩にならないと思い、手で捕まえて道に放してやりました。そして、再び歩き始めようとしたところ、また私の肩に飛び乗ってきたのです。

 困ったもんだと思い、もう一度道に放してやったのですが、今度はこちらにも興味が湧いてしまい、いったん放したスズメが、逃げずに私の掌に乗るか試してみました。

 すると…

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 ものの見事に掌に収まってしまいました。

 

 スズメはそのまま私の肩に移動し、また離れなくなってしまったので、私は逃すのを諦めて肩に乗せたまま歩き始めたのですが、20メートルほど歩いたところで、どこかへ飛び去ってしまいました。

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 40数年生きてきて、野生のスズメに飛びかかられ、懐かれたのは初めてでした。不思議なこともあるものです。

 

 

2020.9.10

 今朝、いつものように庭の植木などを眺めていたところ、ヒラドツツジの植え込みの中で、コウモリが眠っていました。どういう理由か知りませんが、ねぐらに帰る前に日が昇ってしまい、帰宅するのを諦めてしまったのでしょうかw?

 かわいそうなので、暗く涼しいところに移してやったところ、5分も経たないうちにどこかへ飛び去ってしまいました。さすが、夜行性ですね。

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2020.9.20

 コロナのせいで、なかなか遠出することができなかったのですが、今回の連休を使って久々に連泊旅行に出かけてきました。本当は公共交通機関を利用して楽に移動したかったのですが、何せ感染するようなことがあったら、近所や会社からは村八分にされた挙句、SNS上では見知らぬ人から私刑に処され、住所まで晒されることになりますから、大人しく車で移動し外食もしませんでした。日本という社会は、本当に恐ろしいところですw。

 

 さて、そんなfussyな人々の話は置いといて、今回の旅行は、遠距離でお付き合いしてるSteadyさんと出かけてきました。一緒に観光するのは、実に半年ぶりです。目的地は山口。二人の住んでいる場所の、ちょうど中間に山口が位置することもあって、この場所を選びました。二人ともだいたい230キロぐらいの距離を移動するのですが、下道を走る距離が長い分、私の方が少し早めに出発し、彼女は少し遅れてから出発したそうです。

 ところが、ここから少しずつ不思議な?珍しい?現象が起きてきます。私がたまたま玖珂PAで休憩していたのとちょうど同じ時間、彼女は王司PAで休憩していました。そして、彼女が現在地を伝えようとLINEを立ち上げたちょうどそのとき、私からメッセージが入ったそうです。出だし好調! ちなみに、私は彼女からの返信を見ずに出発しました。ですから、彼女がそのとき、どのあたりを走っているのかは知りませんでした。

 

 次の偶然です。山口での待ち合わせは「ゆめタウン山口」で、12時半から13時の間に到着しようと話し合っていました。私は東から山口に向かい、彼女は西から山口にやって来たのですが、なんと、「ゆめタウン」の駐車場に入る直前の交差点で、二人の車がちょうど前後に重なったのです。しかも、二人同時に気づくという驚き! あまりの偶然に、さすがに鳥肌が立ちました。まったく違う場所を異なる時間に出発し、30分程度の余裕をみた曖昧な時間設定で待ち合わせをしておきながら、同時に到着するなんてことがありえるんですね〜。

 

 その後、車を停めて、近くの山根観音堂の立木仏参拝に出かけました。さて、そこでクスノキの立木仏を撮影していると、

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私のスマホに赤トンボが止まりました。最近、目の前で鵜が飲み込んだナマズを吐き出したり、スズメが肩に乗ってきたり、コウモリが庭の植え込みで寝ているのを見つけたりと、生き物に関する珍しい現象には事欠かないので、この程度のこと、あまり驚きもしなくなりましたが、それにしても野生のトンボが撮影中のスマホに止まるもんでしょうか…? その後、このトンボは私の掌にも止まりました。なかなか、おフザケのすぎる話ですw。

 

2020.9.21

 旅行2日目。昨日は不思議だったね〜、などと話しながら、この日の観光スポットに向かいました。不思議現象は2カ所目に訪れた「周防国分寺」での出来事です。何の気なしに境内を散策し、写真を撮りながら金堂に向かったところ、堂内にたくさんの人が集まり、何やら法会をされているようでした。内陣を拝観するには、金堂の北にある寺務所で拝観料を納めなければならないので、いったん金堂を離れて寺務所に向かいました。ところが、寺務所には誰もいらっしゃらず、ご縁がなかったと諦めて、もう一度金堂に戻ってきました。

 すると…、法会に参加されていたご婦人が彼女に話しかけてきて、「すぐに本堂に入ってお砂踏みに参加していらっしゃい。誰でも参加できるから。早く行かないと終わっちゃうわよ。」とおっしゃったのです。拝観料を納めてないのに…と思いつつもう一度本堂に上がると、ご住職が「お砂踏みをなさいますか?」と声をかけてくださったので、お砂踏みをさせてもらい、さらにお接待のパンまでいただいてしまいました。ちなみに、この法要は私たちのお砂踏みによって終了しました。ギリギリセーフ、滑り込みセーフw!

 どうやらこの日は、

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弘法大師法会・四国八十八箇所お砂踏み」という法要を行なう日だったようで、またしても知らぬまま訪れて、訳もわからぬまま行事に参加させてもらったようです。この記事にも書いているように、私はお大師さんや四国八十八箇所とは浅からぬご縁があるので、ありがたいことに、今回もまたお呼びがかかったようですw。

(*「お砂踏み」とは、四国八十八箇所の砂を入れた袋を内陣に配置し、それを順番に踏んでいくことで結願成就するという行事だと思います。)

 

 その後、「幸せますステーション スマイルほうふ」というファーマーズマーケットで昼ごはんを探していると、「うなぎの白焼き弁当」を発見しました。しかも残り2つ。私たちはうなぎの白焼きを食べたことがなかったので、ここぞとばかりにそれを買い込み、防府天満宮の天神山公園でおいしくいただきました。「うな重弁当」ではなく、「うなぎの白焼き弁当」。珍しい! これもご利益でしょうかw?

 

 防府天満宮を参拝したした後、最終目的地「周防一宮玉祖神社」に向かいました。私は今回で2度目の参拝になるのですが、彼女は初めてだったので、絶対に連れていこうと思っていました。目当てはこれ!

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この神社には「黒柏鶏」という珍しい鶏がいます。黒とエメラルドグリーンが混じったような色の鶏なのですが、以前に参拝したときは鶏小屋の中にいたので、ちゃんと写真が撮れませんでした。ところが、今回訪れてみると、三羽が放し飼いにされていたのです。写真は撮り放題! これもご利益なのでしょうw。

 

2020.9.22

 旅行3日目。さすがにもう何も起きないだろう、と思っていました。実際、特に何もなくこの日の観光を終え、お互い帰路に就きました。ただ、家に帰ってよくよく考えてみると、いくつか巡り合わせとしか思えない現象があったことに気づきました。

 この日はお昼までホテルでゆっくりし、午後から山口市吉敷にある龍蔵寺に向かいました。このお寺は重要文化財の仏像だけでなく、「鼓の滝」や「磨崖仏」、国指定天然記念物の大イチョウのようなスポットもある、山口随一の古刹です。ひと通りお参りを終えて参道に戻ってくると、茶店(お土産屋)のご主人から、「お茶のお接待をどうぞ」と声をかけていただきました。お茶を飲みながら、参道やイチョウ、ボタンの写真を見せていただき、いろいろなお話を伺いました。

 このお寺はとても「気」の流れがよい場所だそうで、とくに滝からイチョウにかけてよい気が流れているそうです。私にはそういうものを感知する能力がないのでよくわからないのですが、わかる人にはわかるのだそうです。たしかに、私程度でも、清々しい感じはしましたw。一方で、「気の流れが悪くなっている」人は、このお寺に近づくと体が重く感じられたり、胸が苦しくなってくるそうです。症状がひどい人だと、入山することもできないそうです。ただ、その「悪い気」をもっている人も、滝の前で辛抱しながら休んでいると、浄化されて体調がとてもよくなるそうです。不思議な感覚もあるもんですね。

 

 さて、しばらくして帰ろうとすると、茶店のご主人が「持って帰んなさい」と言いながら、お札をくださいました。お接待を受けずにすたすたと帰っていれば、このお札をいただくこともなかったのだろうと思うと、やはりありがたく思います。(そもそも、お接待を受けた参拝者全員に渡しているのかも、よく分かりませんが…)

 そして、そのお札が入っていた袋を見ると、

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「開創40周年」。厳密に言うと、「来年」が中国観音霊場会開創40周年に当たるようなのですが、またしてもメモリアルイヤーに関する巡り合わせに遭遇してしまいました。

 来年は、中国観音霊場に所属しているお寺に参詣する機会がないから、一年早くこのようなものを見せてくれたのかもしれませんが、いずれにせよ、龍蔵寺にも呼ばれてお参りしたようですw。

 これまでも、不思議で珍しい僥倖には何度か遭遇してきましたが、3日連続という経験はありませんでした。今年はパンデミックも発生したように、かなり変わった年なのかもしれません。

 

 

2020.12.6

 今日は、大叔母(母の叔母)の葬儀のため、母とともに県北の小都市に向かいました。午前10時の葬儀に間に合わせるよう8時に出発し、順調に高速を走っていたときのことでした。突然、タイヤが「バリバリバリー!」という音をたてて、バーストしたのです。

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困ったことになったなぁ…とは思いつつ、ひとまずJAFに連絡をし救援を待っていました。

 それから10分ほど経過したときのことです。「とある方々」の車が停まり、私たちに声をかけてきました。

 

 「どうかされましたか?」

 「いや〜、タイヤがバーストしまして…。いまJAFが来るのを待ってるんですよ。」

 「スペアタイヤはあるんですか?」

 「はい、あります。」

 「それじゃぁ、私たちが交換しますよ。」

 「いや、でも、JAFを呼んだので…」

 「それ、断ったらどうすか? 到着までに時間もかかるし、お金もかかるでしょ。」

 

 そんなとき、ナイスタイミングでJAFから出動の連絡が来たので、その場で丁重にお断りしました(JAFの方々、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした…)

 

 「いまJAFから電話が来たので、断りました。」

 「そうですか。それではタイヤ交換しますから、ちょっと待っててくださいね。」

 「申し訳ありません。ありがとうございます。いま、葬式に向かってるところだったので、本当に助かりました。」

 「それは、ちょうどよかったですね。ただ、私たちがこういうことをしたってことは、けっして他言しないでください。広まると困るので…。」

 「重々承知しました。」(と言いながら、ブログに書いてしまいました。このような事情で、「とある方々」がどのような方々だったのかは明記できません…)

 

 

 信じられないタイミングで、信じられない出来事が起きました。そもそも、それなりのスピードを出して走っていたので、下手すると大きな事故を起こしていたかもしれません。無事に停車できただけでもありがたい話なのですが、それ以上に、まさかこんな状況にある私たちを、すぐに助けてくれる人が現れるなんて思ってもみませんでした。JAFを待っていたら、おそらく葬儀には間に合わなかったでしょう。私たちを助けてくれて方々のおかげで、たった5分の遅刻で葬儀に参列することができたのです。

 まだ死んではならん、やり残したこと(両親の見送りと家や土地の後始末)がある、というメッセージなのでしょうか? それとも、亡くなった大叔母が、人知を超えた力を使って、葬儀に間に合うように手配してくれたのでしょうか? 実はこの車、今月で廃車にする予定でした。長年乗ってきた車が、最後の最後に守ってくれたのでしょうか? このような理屈など、後からどうとでも付けられることなのですが…w。

 そして、何より不思議だったのは、トラブルに見舞われたそのとき、不安や恐怖、焦り、そして「なんでこんな時にかぎって…」という苛立ちのような気持ちが、まったく浮かび上がってこなかったのです。母親と二人、珍しい体験をしたなぁと笑い合いながら、たぶんなんとかなるだろうと思っていました。すると、なんとかなってしまいました。

 助けてくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

 

2021.5.2~4

 都会を中心に緊急事態宣言が発令されているので、旅行を我慢している人に対して申し訳ない気持ちを抱きつつも、感染者の少ない田舎者の特権と自己肯定しながら、新幹線を利用して離れた田舎にいるSteadyさんのもとを訪れました。なるべく人がいない観光地を見てまわり、外食も大好きなラーメンを食べるにとどめ、とにかく人と接しないように旅行を楽しんできました。

 さて、今回の旅行も出だし好調。最初に訪れたお寺で、山口旅行のときと同じように、トンボが私の手に止まりました。

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 また何かいいこと、あるいは不思議なことがあるのではないか、と思っていたら、実はすでに起きていました。Steadyさんの住んでいる地域では県内独自の「Go to ?」のようなキャンペーンが実施されており、それは4月15日から始まっていました。しかし、Steadyさんはそのことに旅行前日になって気づいたそうなのです。しかも、美容師さんとの何気ない会話のなかで…。

 驚いたSteadyさんは、5月1日の夕方にホテルに連絡しました。そして、一旦予約をキャンセルし、再度予約しなおすことで宿泊割引の適用を受けることができたのです。さらに、4月28日からは地域限定クーポン券の付与も始まっていたので、ダブルで恩恵を受けることができました。ありがたい話です。

 翌日はプチ登山をしました。登山を初めて1時間ほど経過したころでしょうか、Steadyさんのお友達から、「いま、ホニャララ山にいる?」とLINEが入ったのです。どうやら駐車場に停めたSteadyさんの車を見て、気づいたようなのです。残念ならが時間差がありすぎて遭遇することはなかったのですが、まさかのニアミスでした。街で出会うならまだしも、同じ日に同じ山に登るとは…。これも珍しい出来事でした。

  最終日。とくに珍しいこともないまま、順調に予定をこなし、最後の神社を参拝しました。旅の無事を感謝し、その場を去ろうとしたところ、青色の小蛇のようなものを発見しました。あとで調べてわかったことですが、それは「シーボルトミミズ」でした。この日本最大のミミズは頻繁に遭遇するものではないそうなので、きっと神様が旅の最後のプレゼントとして見せてくださったのでしょう。私たちは蛇もミミズあまり好きではないので、写真におさめることはしなかったのですが、そんなに珍しいものなら、ちゃんと撮っておけばよかったです…。

 

 

2022.4.17

 今日の午前中、オカンがバイクで事故を起こしました。左足の小指にヒビが入った程度だったので、不幸中の幸いといえばそうなのかもしれません。

 朝からロクでもない日だと不機嫌になりつつも、気分を変えようと、とりあえず日課の散歩に出かけました。すると、近所の用水路で見かけない川鵜を発見しました。「ヘェ〜。鵜かぁ。珍しいなぁ」と思いながら近寄っていったところ、ものすごい大きな音と勢いで、「ブー!」 なんと、私の目の前でオナラをこきやがったのです!

 本当にロクでもない日だなぁ、といったんは怒りに震えたものの、鳥のオナラ、しかも野生の川鵜のオナラを聞けるなど、そうそうないことなので、機嫌を直して家に帰りましたとさ。

 

 

2022.6.4

 私は、芸術というものにとんと興味がなかったのですが、40にして初めて美術作品のすばらしさに気づかせてくれたのがミュシャでした。それ以来、画集を買ってみたり、展覧会に足を運んでみたりしているのですが、なぜこれほどハマっているのか、その理由がさっぱりわからなかったのです。

 以前、元上司のからもミュシャのどこがいいのかと尋ねられて返答に困り、そのときは「描かれた人物の目がいい」などと答えていました。たしかに、そのときの気持ちや考えとしてはそうだったのかもしれませんが、やはり「脳」は嘘をつくんですね。自身が保存している手近な情報を拾い集めて、自他が合理的だと評価するような答えを作り上げるのが脳の特徴だ、ということをすっかり忘れていました。(まるで生成AIのよう…w)

 実は私、幼少期に、ミュシャの作品に接していたのです。しかも、切手という媒体を通して…。

 たまたま荷物の整理をしていて、この切手を発見したときには、さすがに鳥肌が立ちました。実は、何十年も前から惹かれていたのだと…。

 この切手は、厳密にいうと姉からもらったものなのです。当時、姉は海外の方と文通をしており、その文通相手から送られてきた手紙にこの切手は貼られていました。私は切手収集を趣味としていたので、珍しい海外の切手を手に入れることができて、きっと大喜びだったのでしょう。おそらく私の脳みそは、この事実を明確には覚えていなかったものの、嬉しい経験であったことだけはぼんやりと覚えていたのだと思われます。だからこそ、30年経った今、再びミュシャを見て、心惹かれてしまったのでしょう。

 幼い頃の経験というのははっきり覚えていなくても、大人になったときの性向(ハビトゥス)に強い影響を与えるようです。やはり「ブルデューは正しかった!」ということです。

 

 

2022.7.3

 これまでの記事に書いていますが、この3年、トンボが手に止まるようになりました。今年に至ってはすでに2回目。珍しい出来事とは思えなくなりつつありますが、それでもやっぱり珍しいので、記憶喚起のために書き残しておきます。ちなみに、今回はずいぶん長く止まってくれたので、動画も撮らせてもらいました。

 

2022.9.13

 いつものように、何気なく散歩をしていたところ、田んぼの取水口でスッポンの赤ちゃんを発見! これも何かの縁だと思い、飼うことにしました。

 

2023.5.4

 本当はお伊勢参りをする予定だったのです。ところが、ここ数ヶ月、いろいろなことがあり、予定が変わりに変わって、思いがけず高知に出かけることになりました。個人的に複雑な思いがあったので、しばらく四国へは足が遠のいていたのですが、今回の件ですっかり踏ん切りがついたので、初めてSteadyさんと一緒に高知に向かいました。

 高知が頭に浮かんだのは他でもない、朝ドラ『らんまん』の影響を受けて、牧野植物園を見たいと思ったからです。当初、メインスポットをここに設定し、じっくり植物を鑑賞しながら過ごそうと思っていました。ただ、すぐそばに竹林寺という八十八ヶ所霊場の札所があることに気づいたので、ついでにお参りすることにしたのです。

 で、よくよく調べてみると、今年が開創1300年の当たり年! しかも、秘仏となっている本尊文殊菩薩のご開帳付きときては、何をおいてもお参りしなくてはなりません! ここ数ヶ月のいろいろなことがなければ、四国へ出かけるという考えすら思いつかず、ましてや高知を目的地にすることもなかったでしょう。今回も神仏からお呼びがかかったようです。

 

2023.6.11

 真言宗の檀信徒にとって、今年は秘仏御開帳の当たり年のようです。1ヶ月前に拜見した竹林寺秘仏本尊文殊菩薩高知県)の記憶もまだまだ新しいなか、この日は再びSteadyさんと香川県善通寺に出かけ、「秘仏瞬目大師像」(めひきだいし)を拜見してきました。想像以上に大きな画像だったのですが、その実物以上に大きく感じ、圧倒されるような印象でした。

(イメージ図)

 さて、それはさておき、この御開帳についてはテレビCMで何度も流れていたので、前々から狙って参拝しました。したがって、何も珍しいことはありません。ところが、またしてもサプライズ!

 なんと、国の重要文化財に指定されている五重塔も特別公開されていたのです。マジで、ラッキーでした!

 五重塔は、毎年GW中に公開されているようなのですが、今年は弘法大師御誕生1250年記念事業として、GW以降も土・日限定で公開されていたようです。仏塔にはなかなか入れないので、本当にいい経験をさせてもらいました。まだまだ嬉しいサプライズは続きそうです。

 さて、この話には後日談があります。この旅行から8日経った6月19日、Steadyさんのお兄さんが、仕事上のお客さんから善通寺土産の「大師せんべい」をもらってきたそうです。それがどうしたと言われればそれまでなのですが、実はSteadyさん宅は、香川から500キロ以上離れた土地に住んでおり、善通寺どころか、香川、いや四国とは、地理的にも文化的にもほぼ縁のない場所で生活をしています。いくらお大師さんの生誕1250年記念とはいえ、Steadyさんの身近な人が善通寺参拝に出かけるというのは稀なことですし、ましてやお土産の「大師せんべい」は仕事上のお客さんからたまたまいただいたものなわけですから、なんとも不思議なめぐりあわせとしか言いようがないのです。つい先日訪れた土地のお土産を、縁の薄い人からいただけるものでしょうか…? しかも、ピンポイントで善通寺とくれば、驚かずにはいられません。久々に鳥肌が立ちましたw!

 私のように、香川県にわりと近い場所に住んでいるのであれば、香川土産をいただくことはそれほど珍しいことではありません。実際、近所の方から何度もいただいていますから。ですが、Steady家はそうはいきません。香川土産を手にしたくても、地理的に遠すぎるのです。

 今回の件、私には、遠路はるばる参拝したSteadyさんにご加護を与えようと、お大師さんが家まで追いかけてきてくれたように思えてなりません。きっと、これからもお大師さんがSteady家を守ってくださるでしょう!

 

2023.6.23

 授業中に生徒の乳歯が抜けて大騒ぎw! この仕事を始めて20年になるが、こんな出来事は初めてである。

 

2023.6.25

 散歩中にモグラの取っ組み合いを見た。激しい戦闘の結果、一匹が用水路に落ちてしまった。勝者のモグラは、そのまま地中へと姿を消してった…。

 まもなくアラウンド半世紀を迎えるが、モグラの喧嘩を見たのは初めてである。

 

「落下したモグラの図」

 

2023.7.16

 今年のメモリアルイヤーシンクロは、まだまだ続きます。少々思うところがあって、Steadyさんにプレゼントを買うため、とある百貨店の宝飾品店を一緒に訪れました。もともとは別の専門店で探す予定だったのですが、半月ほど前、突如Steadyさんの要望で変更がかかったのです。私としては店にこだわりはないですし、身につけるのはSteadyさんですから、彼女の思うようにすることにしました。百貨店内には目ぼしい宝飾品店が数軒あったのですが、デザインの好みや予算と相談しながら、とあるブランドの商品に決めました。

 さて、支払いの段階になって、商品を用意してもらっていたのですが、その袋を見てビックリ! 

なんと、「50ans」と書いてあるではないですか!

 私たちは、5月に開創1300年で秘仏のご開帳をしていた竹林寺を参拝し、6月に弘法大師ご生誕1250年で、これまた秘仏ご開帳をしていた善通寺を訪れ、7月には創業50年を迎えた某ブランドの宝飾品を購入したのです。これで3ヶ月連続でメモリアルイヤーに遭遇しました。こんなことってあるんですねw。

 

2023.8.11

 今年になって頻繁に通うようになった図書館は、中国地方にある美術館や博物館の特別展のチラシを置いていてくれているのですが、1ヶ月ほど前、たまたま「慈悲のほとけ ─観音と古寺の名宝」というチラシが置いてあるのを見て、すぐに飛び付いてしまいました。そしてよく見てみると、そこには小さく「岡山県立博物館開館50周年 中国観音霊場会階層45周年お待ちうけ記念」と書いてあるではないですか。

 あ〜、またしても行けということか…。呼ばれた以上、行かざるを得ませんw。

 ということで、行ってきました。これで4ヶ月連続でメモリアルイヤーに遭遇したわけです。来月も何かあるのでしょうかw?

 ところで、今日出かけた友人とは、2017年に行われた須佐神社広島県三次市甲奴)の「大神輿五百年祭」にも出かけているのですが、その帰路で大きな虹を2本見ています。そして、なんと今回も虹を見ることができました! 残念ながら、見たのは私一人でしたが…。

 普段起きることのないような早朝に、トイレで目が覚めて、たまたま外に出たら、母親がすでに起きていて、虹が出ていると大騒ぎw。私も急いでカメラを取りに戻り、すぐにシャッターを切りました。この友人とメモリアルイヤーに出かけると、虹に遭遇するようです。

 

2023.8.29 0:40頃

 今日(厳密には8月28日)は仕事が早く終わったので、早々に帰宅し、Steadyさんと電話で話し込んでいました。日付も変わったので、そろそろ寝ようということになり、私は電話を切ってトイレに行きました。そして、たまたま夜空を見上げると、こんな雲が出ていたのです。

 少々わかりにくいのですが、月のやや下に、細長いうねった雲が現れていたのです。最初に見たときは、もっと長くはっきりした雲で、月のそばにある雲ともつながっていました。まるで龍が大空を飛び回っているかのように、月の下をうねりまくっていたのですが、カメラを取りに戻っているうちに、雲は短く薄くなってしまいました。こんな雲は、昼間でも見たことがありません。

 最近(8月21〜24日)、興味深い啓示(タロット占い)を受けたばかりだったのですが、今回の龍雲もそれに続く何らかのメッセージなのかもしれません。それはさておき、純粋におもしろいもの見せてもらいました。たまには夜更かしもいいもんですw。

 

追伸

 わかりやすいように、写真をいじってみました。

 

2023.9.16~18

 もともとどこに行く予定だったのかも覚えてないのですが、今年は前半にいろいろあって、とにかく計画していた旅行先が変わりにかわってしまいました。いつどうして今回のプランが浮上してきたのかさっぱり覚えていないのですが、今回は国東半島を目指して、妻(元Steadyさん)と出掛けてきました。

 さて、私は5月〜8月まで、4か月連続でメモリアルイヤーシンクロに遭遇してきたのですが、今回の旅行でもやはり遭遇しました。ただし、このことは出発前にはわかっていたので、それほど驚くことではありませんでした。国東・六郷満山を目的地と決めてから、参拝したいお寺を絞り込んでいるときに気づいてしまったのです。そのお寺が、9月18日に参拝した文殊仙寺。

 文殊仙寺のご本尊はその名からもわかるように文殊菩薩なのですが、卯年の守り本尊でもあるため、卯年にご本尊の特別ご開帳をしているそうです。今年はその卯年ですから、高知の竹林寺に続き、国東でも秘仏を拝見できるかと思っていたのですが、残念ながら、ご開帳は1週間後の9月23日(土)からスタートで、今回はご縁がありませんでした。まぁ、12年に一度のご縁年に参拝できただけでも、やはりメモリアルイヤーシンクロは5か月連続で続いたことになるので、今回もいいタイミングでお呼びがかかったということになりそうです。

 さて、今回はそういうちょっと残念な話で終わってしまうのかというと、実はそうでもないのです。思いもよらぬところで、サプライズ参拝をしてしまったのです。以下、生き物たちとの交流も含めて、時系列で書いておきます。

 

9月16日(土)

 最初に訪れたのは宇佐神宮とゆかりの深い円通寺(宇佐七福神霊場)。参道でオレンジ色の子蛇を見る。

 午後3時ごろに富貴寺に到着。目当ての大堂を拝観しようと縁側を歩いていたところ、奥の院の薬師岩屋へ向かう背後の石段から、ニホンアナグマの夫婦が降りてくる。

 アナグマを撮影をした後に大堂に入ると、こんな案内板を発見!

 なんと約100年ぶりに、本来の阿弥陀三尊形式で拝観することができたようです。そして、よく読んでみると、さらにありがたいことが…。

 なんと、この三尊形式の特別御開帳は、令和4年の解体修理の終了までだったのです。で、今年はすでに令和5年…。どうやら工事が遅れているために、たまたま拝見することができたのです。さすがに、こんなご開帳が行なわれているとは知りませんでした。今回も、初日からびっくりするような僥倖に恵まれたのです。

 ちなみに、このサプライズに気づいたのは妻でした。私はまったく気づかなかったので、一人で参拝していたら、そのありがたさに気づかぬまま帰っていたことでしょう…。

(イメージ図)

 

9月17日(日)

 とくに変わったことはなかったのですが、本来の予定を変えて長安寺に向かっている最中に野生の鹿を発見。妻は野生動物にあまり縁のない人なので興奮気味でしたw。予定を変えてよかったです。

 

9月18日(月)

 前述のように、文殊仙寺の卯年参拝は間違いなく僥倖だったのですが、実はその前にこれまた1つ、幸運に巡り合ってしまいました。

 この日、最初に訪れたのは両子寺。本堂、講堂と順番に参拝し、最後に奥ノ院に向かい、ご本尊の前で拝んでいたところ、またしても妻が案内板を発見!

 毎月、8の付く日は観音様の御縁日。知らなかった…。まさか、両子寺でも仏縁を結んでいただけるとは思ってもみませんでした。なんやかんやで、今回の旅行もお呼びがかかっていたようです。

 ちなみに、文殊仙寺での参拝を終えて、車に帰ってきたところ、車内で妻が大騒ぎ! 何事かと思って見てみると、カマキリが服についていたのです。これもサプライズw!?

 これまでの参拝では、虫(トンボ)に好かれるのは私の方で、妻には一切寄りつくことはありませんでした。そもそも虫嫌いなので…。ところが今回の旅行では、妻自らが野生動物をたびたび発見し、最後はカマキリにまで好かれてしまいました。どうやら妻も、本格的に「こっち側の住人」になってしまったようですw。国東・六郷満山ツアーを決めたのは妻だったので、今回はとくに妻の方が呼ばれていたのかもしれませんね。

 

2023.10.15

 15日は妻の誕生日だったので、どこかに出かけたいと思い、いろいろと探していたところ、またしてもメモリアルイヤーに遭遇。今回はふくやま美術館の開館35周年記念にかちあいました。別に、メモリアルイヤーシンクロを狙ったわけではなく、マティスシャガールに惹かれて行くことを決めたところ、メモリアルイヤーだとわかったのです。私はこれで6ヶ月連続、妻は8月が空いたものの、今年5回目のメモリアルイヤーに遭遇しました。こんなに続くものですかねw。

 ちなみに、マティスは今年6月18日に放送された『日曜美術館』で初めて見て、一目惚れ。何年経っても地方の美術館では見ることなどできないだろうと、やや諦め気分だったのですが、まさか半年も経たないうちに鑑賞できるとは思ってもみませんでした。

 加えて、シャガール。こちらについては、今年のGWに高知県立美術館で見る予定だったのですが、他の観光地での時間が押してしまって鑑賞できませんでした。いつになるかわからないが、また高知旅行に出かけたときに見に行こうと思っていたのですが、こちらも半年経たずに鑑賞できました。これぞ神の恵! 本当にありがたい出来事でした。

 

2023.11.26

 今日は妻と一緒にお墓参りをした後、紅葉狩りに出かけました。目的地は府中エリア。素盞嗚神社吉備津神社、府中八幡神社、甘南備神社を参拝しながら、紅葉を楽しもうと考えていたのですが、またしてもシンクロ! ただし、今回はメモリアルイヤーではなく、メモリアルデーシンクロでした。

 たまたまお参りしたら「市立大祭」の最終日。これで7ヶ月連続のメモリアルシンクロです。今年は本当に多かった〜。ここ数年、メモリアル系のシンクロはご無沙汰だったのですが、今年は一挙にまとめてシンクロしたようです。この紅葉狩りが今年最後のお出かけになるので、もうメモリアルシンクロに遭遇することはないと思われますが、1年間、楽しませてもらいました。神仏に感謝です!

 

2023.12.25

 さすがにもう何も起きないだろうと思って油断していました。こういうときにこそ、思いもよらないことが起きるものです。

 この日私は、出勤前に少しだけ散歩をしていたのですが、たまたま農業用の用水路に落ちて起き上がれなくなっている老人(御年91歳)を発見したのです。年末のこの時期ですから、てっきり溝掃除でもしているのか思っていて、危うくスルーしかけたのですが、よく見るとその方は立ち上がろうともがいていました。これはマズいと思って下に降りたのですが、この用水路、私の背丈くらいの高さがあって、一人では救出することができなかったのです。困ったなぁと思っていたところ、たまたま信用金庫の営業マンがバイクで通りかかったので、協力してもらってなんとか助け出すことができました。

 上述のように、この用水路はとても深いので、近づかなければ、そこに人がいるかどうかわかりません。おそらく、私が道路の反対側を歩いていたら気づけなかったと思います。加えて田舎ですから、人通りも少ない。発見が遅れなくて何よりでした。趣味の散歩も、人の役に立つことがあるんですね。